フランスものが大好きな私ですが、その中でもフォーレは室内楽が特にお気に入りです。お部屋にちょっとBGMがほしいときにはフォーレの室内楽を流します。今一番気に入っているのは「「ピアノ五重奏曲第一番ニ短調」です♪ピアノの繊細なアルペジオに弦楽器の美しい調べが歌われていきます。特に美しいのは二楽章!黄昏時にこんな音楽を聴くととても素敵かも知れません。。CDはイザイ弦楽四重奏団にピアニストはパスカル=ロジェのものをもっています。ロジェの演奏はあまりにも完璧すぎてそれこそどの角度からみても完璧なまでに美しいダイヤモンドのようなピアニズムです。「あまりにそっけなくて嫌い」という人もいますが、フランス人の美意識は独特の感性で彩られている感じがします。「そっけない」イコール「冷たい、人間味がない」と解釈するのは日本人的な感性だと思いますが、それは少し単純すぎる解釈のような気がします。

私の自分なりの解釈ですが、こういったフランス的な感性は「美しいものとの心地よい距離感」だと思うのです。「美は微妙な平衡のうちになりたつもの」と三島由紀夫の小説にはありますが、これはすなわち「主観」と「客観」との距離感を言ったものではないだろうか?美とは「存在」ではなく、主観と客観のうちに「存在するもの」と。そんな距離感を大切にした、気品高い演奏は自分にとっても最も目標とするところであります!