「自宅の隣は・・・世界遺産!」
神はこれ以上愚かな人間が
大地を汚すのを許さないんだよ
「風の谷のナウシカ7巻セット」
宮崎 駿、徳間書店
NZでお世話になった日本人。もっともインパクトのあった若者はフフランツ・ジョセフ・グレイシャーガイド 27歳のTai。
彼のブログのプロフィールにはこう書いてあった。
「湧き出す水は川となり、母なる海を目指す。空にふきだす雲は流れ、大地に雨を降らす。季節を感じて地球と遊び、自然の中に生きる。だからニュージーランド、そして西海岸へ」思わずツイート
した。
フランツ・ジョセフ・グレイシャーガイド「Tai」のブログ「NZ Coaster'sLife!」
を抜粋して紹介したい。
これだけ、このたった数分の時間のために、8時間のドライブと燃料費、ギアにかけるお金の価値がある。
こういう自然の遊びの中で、物質的に何かを得るものは少ない。
お金になるわけではないし、なにか新しい物が手に入るわけでもない。
じゃあなぜ僕らはここまでして、岩にしがみつき、川でおぼれかけ、雪崩の危険を背負いながら雪山に向かうのか。
これはすべて、あの非日常的であり、すべてが光って見えるほどに集中し、第六感も含めた全感覚が鋭くなっていく、強く生きている事を実感する体験。
どうやら答えは自分の中にあるらしい。
自然は心を映し出す鏡のようだ。負の心で入れば、負の世界しか映し出さず、正の心で入ればすべてが輝く楽園のように映る。
自然の中で得るものはこういう事をいうのだろう。
ブログ「NZ Coaster'sLife!」
より抜粋!
彼のブログを読んで共感した!
「強く生きている事を実感する体験・・・」
今回、ニュージーランドを旅してオレが感じたことだから。現地でもツイートしたが、「今を生きている!」という喜びで心も体も満たされていた。隊員たちの顔も生き生きとしていた。
なぜ地球探検隊
が体験・体感型の旅をやっているのか・・・自然の中で得られるものは大きいのだ。きっとその体験が些細な日常を変える・・・。小さなことに感動できるのが大人だと思う。
昨日も「読書のすすめ」で就活で悩む学生たちに言った。
「やる気がなくて動けないんじゃなくて、動くと自然とモチベーションは上がるんだよ。アタマで考え過ぎちゃ行動できなくなるよ」
ニュージーランドのウエスト・コーストで出会った一人の若者。
体とアタマ(脳)と心をフルに使って子どものような笑顔で人生を楽しんでいた。Taiのような若者と会うと嬉しくなる。今日も彼はフランツ・ジョセフ氷河で、氷河を砕く重たいツルハシ持って、蝶のように軽快に舞い闊歩しているのだろうか・・・
彼の言葉で印象に残ったのは、彼の自宅でBBQをしているとき、自宅から見える橋を指さして
「あの橋を渡ると、そこは世界遺産なんです」
自宅の隣は世界遺産・・・なんとも贅沢な環境だ。そこはウエストランド国立公園。
やっぱり旅は人に尽きる・・・また呑もう、Tai。
多すぎる火は何も生みはせん。
火は一日で森を灰にするが、
水と風は100年かけて森を育てる。
「風の谷のナウシカ7巻セット」 宮崎 駿、徳間書店