しばらく平和な日常が続いていた…


クラスでは係を決めるとかで、立候補がどうの推薦がどうのってざわめいていた…


大抵、目立ちたがりの男子と女子が立候補して、多数決だなんだと騒いでいるうちに決まっていき…


誰も見向きもしないような損な役割が残ると、今度は逆に目立たない男子と女子が標的にされる…


背が高いので○○くんが良いと思います!!


字が綺麗だから○○さんが良いと思います!!


みんな勝手な理由をつけて押し付けあう…


はい次~、図書係は誰にしますか~?


チャラい男子が、本ばっかり読んでるから○○さんが良いと思いま~す!!


ヘラヘラと無責任に彼女の名前を出し、本人の意思も聞かずに多数決で決められてしまった…


図書係の仕事は、図書室から何冊も本を借りてきて、教室に置いてる本棚の本と交換し、図書室に返しに行くというものだった…


体育もほとんど見学してるような彼女に、重たい本を運ぶ作業なんか出来る訳もないのに…


隣を見ると、やっぱりうつ向いたまま泣きそうになっていた…


はい、もう一人は誰にしますか~!!


おいらは立候補が優先されるのが分かっていたので、自分がやりたいと伝えて席に座った…


そこにチャラい男子のくだらない一言…


熱っつ~デキてんじゃね~の?


隣の彼女は泣きだしてしまった…


おいらが余計な事をしたから、かえって傷つける結果になってしまったと後悔した…




…つづく