理由もなく乗客の権利を侵害したKLMオランダ航空を許さない
昨日でしたっけ、NHKニュースでチラ見だったけど、資料が真っ黒に塗りつぶされていた。
その後、SNSで同じニュースが流れてきて、あれが野党が要求して自民党が国会に提出したTPPの交渉資料であったことがわかりました。
まー、ふざけている。
1行2行が隠されているならまだしも、ぜんぶ真っ黒。
どんな神経したら、あんなことができるのでしょうかね?
仮にこれが軍事的な国家機密に関するようなことであったり、センシティブな領土問題の話し合いであったりするならば、確かに国民にすべてを開示するとかえって不都合になることもあるかもしれませんが、これってTPPでしょ、そんな秘密にしなければいけないようなヤバイ話し合いをしているんじゃないでしょう?
これがもし事件なら、裁判所とか検察は間違いなく「隠すということは、悪いことをしていると証明しているようなものだ」として、無条件に「有罪」判決出しますよね。
つまり、自民党や政府は、国民に開示できないような「国民にとって不都合な」内容でこの交渉を進めていた、完全に「悪」だと自ら認めたようなものですね。
今日のタイトルに少しだけ触れておきます。
先日、ヨーロッパを旅行した際に利用した「KLMオランダ航空」に、とんでもない不利益を与えられてしまいました。
予約(指定)していた座席が、前日になって勝手に不都合な席に変更されていたのです。
勝手な変更は、ビジネスクラスなどの有料座席ではあってはならないことですが、エコノミークラスだと時々発生するようです。
しかし、そのことを誰に聞いても、「指定していた座席が変更される場合は、普通は同等以上のグレードアップでしょ」と。
そうですよね、そうじゃないと、「座席指定」の意味がなくなってしまう。
私はトイレが非常に近いので、だから必ず「通路側」を指定します。
このときも、6ヶ月も前から座席指定をしており、搭乗前日まで安心しきっていました。
それが、前日になって勝手に両側に人がいる「中央席」に変更されていた。
その画面を見たとき、一瞬何が起こったのか、パニックになりました。
だって、6ヶ月も前から指定していたのですよ!
そのことについて当日から始まり帰国後も会社に問合せをし続けたのですが、帰ってきた返答は人を食ったようなふざけた内容だけ。
誠実さのかけらもありませんでした。
まず、「航空法や会社の規定では、安全上や運航上の都合により、勝手に座席を変更する権利がある」ので、だから変更したと。
じゃあ、どんな「安全上や運航上の理由」があったのか教えてくれと私。
この質問、当然ですよね。
ところが、「それは会社の秘密事項に相当するので公開できません」だと。
はー?
実際、私が最初に指定していた座席には、赤の他人が座っていた。
怪我をしているようでもなく、病気で具合が悪そうなわけでもない。普通に酒を飲んでいました。
したがって、「急病人がいたためにやむを得ず座席を変更した」というわけでもないし、「座席の機材が壊れていたから使用停止にした」わけでもなさそうだ。
ましてや、酒をかっくらっていられる人が座っているわけだから、安全上や運航上の理由があったようには到底思えない。
会社側の返答では「コンピュータエラー」ではないと言っている。
だとすると、残る理由は、「格安チケットの団体客が割り込んできた」しかありえない。
それならそうと言えばいいのに。
そして、「格安団体客(=つまり、個人予約のお客より格下のチケット保有者)のわがまま」のために私の座席を動かさなければいけないのなら、私の座席を元のと同等(つまり、通路側)またはそれ以上のグレードの座席にすべきでしょう。
ましてや、公開できない理由なら、お客さんに追及されないように、グレードアップが当然じゃないですか?
それなのに、「理由は公開できません」「座席変更は会社の権利です」で不都合な座席に勝手に変更されたのじゃ、今後乗客は何を信用すればいいのですか?
座席変更の理由がわからなければ、乗客は何を信用して予約すればいいのですか?
仮にまたこの航空会社で予約をして座席指定しても、同様に勝手にグレードの低い座席に変更されるリスクがあるということですよね。
そんなリスクの高い会社を、消費者は選び続けるとでも思っているのだろうか?
天狗になるのもいい加減にしろ。
消費者をバカにしすぎ。
お客に「信用」を与えることができない会社を存続させる必要はない、ということです。
こんなことをされた以上は、もちろん私は今後二度と「KLMオランダ航空」を利用するつもりはありません。
なぜなら、ヨーロッパ路線は他にも吐いて捨てるほどあるので。
一部の業界関係者の意見では、「最近はルフトハンザがいいみたいよ」と。
そうですよね、次回からは、評判の良いルフトハンザ・ドイツ航空か、料金の安い中東系の航空会社を選ぶようにしよう。
みなさんにも私の被害を公開しました。
それでもリスクを負ってKLMオランダ航空を選ぶかどうかは、あなた次第です。
政府も民間企業も、「信用」が何より大切です。
ところが現状は、提供側の政府も企業も、その大原則を軽視しすぎです。
民間企業に関しては、信用できないものは利用しない、買わない、と不買運動をすればいい。
では、政府に対してはどうすればいいのでしょう?
それは、そんな信用できない政治家を選挙で選ばないこと。
そして、信用できる政治家を選んで、官僚主導の政治を抜本から覆してもらうしかないのです。
先日、官僚を辞めた人が書いた本を読んでいました。
そこで何より印象的だったのは、
「官僚は常に自分たちのことがいちばん大事。自分たちが良くなって、ついでに国や国民も良くなったらいいなぐらいにしか考えていない」
ということ。
薄々感づいてはいたけど、元官僚が言うのだから間違いない。
国民は「ついで」だそうです。
だから、今までの政策は何もかもが、国民が犠牲になって、一部の人間だけが潤う仕組みになっていたのですね。
そんな官僚なんてこの国に必要なんですか?
そんな政府なんて必要なんですか?
官僚も政府も、ないほうが日本は良くなると思いませんか?
議員数削除とか公務員数削除とか生ぬるいことなんて言ってないで、国の組織そのものをいったん解体して、不要なものをすべて排除してしまったほうが手っ取り早いと思いますけど。
不要なもの。
それは、善良な一般市民の権利を侵害する存在。
信用に値しない存在。
よくもまあ、日本人はそんなクズをいつまでものさばらせているものだ。
呆れて言葉も出ない。
日本人はなぜ声に出さないのだろう?
怖いのか?面倒くさいのか?他人事だと思っているのか?
SNSなんかでも、「どこどこのレストランで美味しい食事しました」みたいなくだらない記事には大勢の人が反応するくせに、政治的なネタを出した途端に全員ダンマリ。
そりゃ、いろんな意見があろうかと思うけど、賛同にしても不同意にしても、反応すればいいのに。自分が「これが正しい」と思っているなら言えばいいのに。
別に日本は中国やロシアと違って、いちおう民主主義なのだから、言論の自由があり、政府を批判することを発言しても、「いちおう」「表面的には」逮捕されたり暗殺されたりしない「はず」の国です。
なのに、なぜ意見を戦わせない?
みんなが黙るから、不要な存在である官僚や政府がいい気になって、自分たちだけに利益があるように政策を進めてしまうんでしょ。
先の本には、こんなことも書いてありました。
「(日本人がダンマリをするのは、自らを悪い立場に立たせないための保身のため。)しかし、このまま改革できなければ日本は破綻する。破綻したら、守っていると思っていた自分の生活も一緒に崩れてしまう。」
そうなんですよ、これが私が探していた答えだったんだ。
どれだけ近視眼的にダンマリで自分を保身したところで、国が破綻してしまったら元も子もない。
政治なんて重い話題は面倒くさい、そんなことは他人に任せておけばいい、自分が汚れ役になる必要はない、今日明日が楽しければそれでいいんだ、と思っていても、国がなくなってしまったら、今日も明日も楽しめなくなります。「どこそこのレストランでこんなに美味しい食事してきました」なんてバカみたいな平和ボケした自慢もできなくなります。
そこなんですよ、私が言いたかったことは。
私には子供はいないので、正直この先20年ぐらい国が持てばまあいいかと思ってます。
(実際には20年持つかどうかも不安ですけど・・・)
でも、子供や孫がいる人は違いますよね。
今生まれたばかりの子供が死ぬまで、少なくともまだ80年ぐらいは国が存在してくれなければ困るでしょう。
そう思うなら、どこで食事したとか、どんな料理したとか、そんなことより、もっと大事な政治に関心を寄せて、もっと政治を勉強して、そして、子供たちの権利を侵害させないようにもっともっと意見を戦わせるべきです。
黙っていることと選挙で投票に行かないことが、現役世代の最大の罪です。
将来を悲観しなければいけないような国づくりしかできない政治家も官僚も、この国には必要ありません。
信用に値しない存在は選ばない、排除する。
それが私たちが有する「権利」であり、パワーであるのです。
瑣末なこと
桜のシーズン真っ盛りですが、雨ですね。
残念でした。
3月後半に国内旅行から戻ってきて約2週間。
この間に外出したのはわずかに5回。
それ以外は、1歩たりとも外に出ることなく、窓から外を見ることもなく、ずっと家の中に引きこもっていたので、4日前に久しぶりに外出したら、桜が咲いていることに気づいた。
そして昨日また外出したら、今度は満開だった。
そして雨。
こうして私の今年の花見は知らぬ間に終わっていくのだった。
次の旅行の準備もあるので、引きこもりついでに、衣替えを兼ねて服の整理をしてみました。
そこでわかったこと。
太った・・・。
えー、いつの間に?と思うのは自分だけで、そりゃもう、これだけ外出もせず運動していなければ、食べたものがそのままダウンコートのように身体を包んでいくでしょう。
やばい。
「旅行先で着てから捨てる」じゃなくて、着ることができずに捨てることになった服が続出。
もう、勘弁してくれ。
こんな無駄遣い、なんとか改善しなければと思うのですが。
先週まで引きこもっていたかと思えば、今度は今週からほとんど毎日外出ばかり。
外出すれば運動にもなるかと思いきや、とんでもない。
その予定のほとんどがランチや飲み会・・・
そりゃダメでしょ。
あーあ、(太って)着ていく服がないし、出かけりゃまた太る要因ばかりだし。
どうすればいいのでしょうね。
そうそう、今日のテーマは「瑣末なこと」でした。
「瑣末」とは、「重要でない小さなこと」。
平たく言えば、どうでもいいこと。
なんだけど、日常生活にはこの重要でないけどやらなきゃいけないことが蔓延してますよね。
この「衣替え」も瑣末なことのひとつ。
別にたいして重要ではないが、いつまでも冬服を着ていられないので、やらないわけにはいかない。
こういう瑣末なことって、重要じゃないだけに、ズボラな私は何かと理由を付けて(自分に言い訳をして、あるいは見て見ぬフリをして)、なかなか着手できない。
ひとつひとつは、ほんの数秒から数分で終わるようなことばかりなのにね。
たとえば、トイレットペーパーがなくなって交換しなきゃいけないとか。
交換モノだと、他にもティッシュペーパー、キッチンペーパー、シャンプー類や柔軟剤なんかの詰め替えとか。
それから、洗濯したはいいが、畳むのが面倒くさい。
服のボタンが取れたのを付けるのとかも面倒くさくて、何ヶ月も放置してしまう。
爪を切るのさえ面倒くさい。
とにかく、どれをとっても重要性が低いので、できることならいつまでも先送りしていたい気持ちでいっぱいです。
最後の「爪を切る」以外は、いわゆる「家事」の範疇に入るのでしょうかね。
「そんな(重要でない)ことは女の仕事だ」とでも言わんばかりに。
「女は家の中をキレイにしておけばいいんだ」ぐらいの感覚で。
だから余計にやりたくないのかもしれません。
たまに、わざと嫌がらせのように、しばらく放置しておいてやろうかしら、とも思うのですが、部屋が汚なかったり、物事がスムーズに進められなかったりすると、自分がイヤなので、結局最後は自分でやってしまうんですよね。
むかつく。
「どうせ女は重要じゃないことしかできないんだろ」と男は思っているんだろうな。
バカだし。不潔だし。部屋汚すし。出したら出しっ放しで片付けることすらできないし。
ぜんぶ男のことを言ってるんですよ。
男がいなければ、こういう「瑣末なこと」も半減するのに。
仮に、男にこういった「瑣末なこと」をやらせると、ぜんぜんきちんとできない。
例えば、洗濯物をたたませてもヨレヨレで辺が曲がっていて、ぜんぜんキレイにたためていないし。
こんな重要でないことさえ、まともにできないのが、実は男なのに。
よくも女を馬鹿にしてくれたものだ。
あー、むかつく。
日本に住む外国人の友人が言ってました。
「日本は極端に女性が見下されている国だね」と。
外国人にも見透かされていたのか。
こりゃダメだ。
いくら「女性も活躍」とかスローガンばかり掲げても、根本的に男性自身の心の中身が改善されない限り、こんなスローガンなんて虚しいお題目でしかない。
そうそう、私の好きな国谷裕子さんのクローズアップ現代が終わってしまったのですね。
ずいぶんロングランでやっていたかと思いますが、毎回毎回テーマも分野も違うのに、彼女はきちんと対応していて、どれだけ尊敬していたことか。
あんなにマルチで話ができる人は、おそらく男性にはいないでしょう。
男には専門バカは多くても、広域的・横断的な視野をもってモノゴトを進められる人は少ないからね。
それが証拠に、男は同時に一つのことしかできない。車の運転にしても、運転だけに集中して、おしゃべりすらできないし、話しかけると「うるさい」と言われるし。女性はこの点、器用だから、運転中もおしゃべりに花が咲く。家事だって、男にやらせると一つずつしかできないので、時間がかかってしょうがない。
こうやって比較検証していけば、彼女が降板させられたのも、きっと男の妬みが大きかったのでしょうね。
国谷裕子さんみたいな優秀な女性が政治家になって日本女性の地位を引き上げてくれるといいのに。
もちろん、自民党以外でね。