組織票 | エキスパートアイズのブログ

組織票

今週末は選挙ですね。

私はもう、先週はじめにさっさと行きました。
期日前投票。
あれ、便利ですよね。ショッピングセンターなんかでもやってくれるから、買い物ついでに行けるし。むしろ、わざわざ選挙のために出かけるのは面倒くさいから、何かのついでに行けるのはとても有難い。

期日前投票期間は2週間もあるので、よほど時間の観念がない人でない限り、有権者全員がどこかのタイミングで行けるはず。
それでも「忙しくて行けなかった」とか「時間がなくて…」とか言い訳する人は、きっとバカなのでしょう。
今回の選挙は、直前にイギリスの失態があったり、都知事が失脚したり、国内外いろいろ政治の話題が尽きなかったので、有権者はかなり関心を持っているはずだし、今回の選挙結果如何で憲法が改正される可能性もあるので、私たちにとって、とても重要な選挙です。
これだけ注目されているにもかかわらず、もし選挙に行かなかった人が私の友人や知人にいたら、もう友人をやめるしかないですね。いい年して政治に関心を持てない人からは、知性を感じることはできないからね。

ところで、以前から疑問に思っていたことがあります。
選挙になると必ず出てくる「組織票」。

創価学会は言うまでもないですが、他にも医師会とか各業界団体とか土建屋とか。会社や業界をあげて「自民党に入れよう!」と強制してるでしょ。確かに、そうは言っても投票は個人が自分の意思でするものだから、個人の選択の自由権は奪われていないと反論するかもしれませんが、それは有権者(社員や団体員)が複数県にまたがって住んでいる大都会の話で、それだけ広範囲になると、いちいち誰がどの政党に投票したか監視するのは困難です。でも、田舎だと、投票箱の前に座って監視している人と有権者が顔見知りのことも大いにあり得るし、箱に入れる時に何と書かれていたか見えることもあるし、極端に人口の少ないところだと開票したら筆跡で誰の票かもわかってしまう。会社や団体の前では「わかりました、自民党に入れます」と良い返事だけしておいて、実際はぜんぜん違う政党に入れたくても、こんな明け透けの環境で、業界や上司からは圧力をかけられた状態で、わざわざリスクを負って自民党以外へ投票できる勇気のある人は少ないでしょう。
私の知人も、「本当は別の党に入れたいが、医師会の決定で自民党に入れるように要請されたから、イヤだけど入れるしかない」と言ってました。
ここまでくると、完全に個人の自由は奪われてますよね。
これ、違法の臭いがプンプンするんですけど、なぜか今まで誰も追及してないんですよね。
すごく納得いかない。

そして、この組織票は、たいがい自民党の要請ばかり。
有名なのは医師会と建設業界。
特に建設業界は、大昔から自民党とベッタリ。票をあげるから公共事業をもらう、これを「癒着」と言わずして何という?

こういう政治のあり方に、きちんと疑問を呈してくれるクリーンな人はいないのかしら?

自民党が、耳に心地よい話ばかりして老人をそそのかして投票させるケースは、後で「話が違う、騙された」と言ったところで、投票自体は自分の意思を反映させているけど、この組織票は違う。
自民党に入れたくない人にまで、業界や上司の圧力で、自民党への投票を強制している。言葉では「強制していない」と言っても、実態は強制。入れなかったことがバレれば、左遷、業界から村八分など、むごい仕打ちが待っている。

田舎にいる人は、つくづく気の毒だと思います。個人の自由を奪われ、自分の意見すら発することができないのですから。
まあ、そうは言っても、結局投票したのはその人本人なので、票の重みをしっかり認識してもらうしかないですね。

私の希望。
お願いだから、東京および周辺三県(千葉、埼玉、神奈川)と、その他の県の財政と行政を別にしてくれませんかね?国を分けてもらっても構わないですよ。
それがダメなら、せめて太平洋側と日本海側で分けてもらうとか。
何しろ日本海側は、公共事業頼みの自民党ベッタリ癒着の保守王国ばかりでしょう。日本をもっと改善していかなければならないこの大事な時に、必ずと言っていいほど足を引っ張ってくれるのが日本海側の県ばかり。
そのくせ、東京に集まる莫大な税金を当てにしてたかってくる。
もう、いい加減、堪忍袋の緒が切れそうです。

今回の選挙でも、また邪魔しないでよ。
「業界に頼まれて断れなかった」とか、いつまでも他人のせいにしてないで、いい加減、自分の意思で動いてみたらどうなの?
自分ではリスクを負わずに、他人に頼ってばかり、いつまでもそんな調子のいい話はないからね。

今度邪魔してみろ?
東京だけ独立して別の国になってやるからな!