広島訪問 | エキスパートアイズのブログ

広島訪問

特別なことが何もないまま、何日も過ぎていきます。
それを平和というのか、平凡というのか・・・

先週ニュースを見て気になったことといえば、オバマさんが現職大統領して広島を訪問する、ということぐらいでしょうかね。

これに対して、アメリカ世論が「謝罪なんてもってのほかだ」と息巻いているとか。
テレビネタだから、もしかすると偏った意見だけを拾い上げた偏向報道なのかもしれないけど。
それでも、いまだに原爆投下を正当化しようとするアメリカ人がたくさん存在することに、吐き気がします。
アメリカの原爆投下が正当な手段だったと言うならば、ドイツのユダヤ人大量虐殺だって、日本の慰安婦問題だって、何もかもが戦時中の「正当な手段」だと言えるのではないですかね?
自分のところは良くて、他の国、特に敗戦国のは「許せない」というのは、現代の世の中では通用しない話だと思いますけど。

一方で、北朝鮮が「俺たちは核兵器を持ってるんだ!」と堂々と宣言してました。
あの党大会の報道は、「ドカン」とミサイル映像が出てきたり、民族衣装をまとった美女たちが将軍様のために一心不乱に踊っている姿なんかは、見ていて爆笑してしまったけど、あの将軍様の言うことにも一理あるな、と思ってました。
たしか「核兵器廃絶とかって俺たちに押し付けてきているが、核兵器を保有しているお前ら(=アメリカとか)にそんなこと言われたくない」みたいなこと言ってませんでしたっけ?
そのとおりだと思いました。
アメリカは、よその国にゴチャゴチャ因縁をつけるんだったら、その前に、自分の国が核兵器を兵絶してからにしてよ、ってね。別に北朝鮮じゃなくたって、小学校の子供だってそう思うんじゃないかしら。「自分はどうなんだよー」ってね。

過去の悲しい事実に対して謝罪するしないは別として、私は、オバマさんが広島の原爆資料館を見学することはたいへん意味の深いことだと思っています。
たとえ訪問前には「謝罪なんて絶対しない、するもんか」と息巻いていたとしても、あの凄惨な資料の数々を目の当たりにして、涙のひとつも流れないようじゃ、人間じゃない。

「謝罪」というのは、役人が作成したカンペを形式的に読み上げるだけの行為をいうのではなく、自然に「申し訳ない」という気持ちが沸き起こって頭を下げたくなるものですよね。
ましてや、「広島の人たちはアメリカに謝罪を求めていないじゃないか」と、こちら(日本人)の懐の広さをいいことに、「謝罪は必要ない」と言い張っているアメリカ人には、頭の悪さと程度の低さしか感じない。
だから、アメリカ人は傲慢で、大嫌いなのです。

別に、いまさら謝罪なんてしてくれなくていい。
その代わり、あちこちで戦争をけしかけてくれるな。世界をかき乱してくれるな。そして、エラソーのものを言いたいのなら、即刻、核兵器を放棄しなさい。

そういう意味では、オバマさんが広島を訪問した折に、どのような態度を表明するのか、とても興味があります。

私個人的な意見を言わせていただくなら、「アメリカ人、どのツラさげて、広島や長崎に来るんだよ?」と思っているのですけどね。

わたくし、中国よりも、北朝鮮よりも、イスラムの国よりも、何よりもあの傲慢なアメリカが嫌いです。