ついに来たか?お迎えの序章 | エキスパートアイズのブログ

ついに来たか?お迎えの序章

しばらくぶりですね。
たいして変化のない生活を送っていたもので。

先日受けた健康診断の結果が今日きました。
肥満…はいはい、そうですね。
自覚してるので。でも、肥満の原因は私にないのでどうしようもない。一人暮らしならいくらでも食事制限できるのに、家族がいると食べたくもないのに作って食べなければいけないからね。一人暮らしの時はずっと平均値をキープしていたので、肥満を解消するためには一人暮らしに戻るしかないのです。それが証拠に旅行中はかなり食事量が減るので、帰ってくると必ず痩せている。
私だってムカついているのよね。
好きで肥満になった訳じゃない。
食べたくないのに作らなきゃいけない状況が悪い。
食事を作るのは女の役目だという時代錯誤の化石のような日本の風習が悪い。

ところで、肥満以外に他にもあった。
もっと深刻そうなのが。
胸部嚢胞、経過観察、ですって。
どうりで乳がん検診エコーの時に、何やら念入りに見ているなーと思っていたのよね。
嚢胞って何?と調べてみたら、乳腺が詰まってシコリみたいなのができるとかで、小さいものだと自然消滅することもあるし、大きければ潰して中の液体を出してしまうとか。
まあ、それだけなら、たいしたことない単なるオバサン病のようです。
ただし、潰しても液体が出てこないと、場合によっては癌が潜んでいることもあるとか。
検診の結果には、一年後にまた検査してくれと書いてあったが、一年先でいいのか?
随分いい加減だなー。

実はこの結果にちょっとワクワクしています。
もし癌だったら…
オバサンと言っても年寄りとは違うので、癌なら進行は早いはず。
いよいよ来たか?
お迎え。
どうせもう人生に未練なんてひとつもないし、何をやっても不幸になる運命のようなので、ここらで早々に手仕舞いしたかったのよね。
ついでに癌なら痩せられるだろうし、一石二鳥。

四年前に仲の良い友達が、「次に降りかかる厄難は、命にかかわることじゃないか?」と言っていたが、当たりだね。

人間は生まれたら必ず死ぬんだけど、いつ死ぬかがわからないから将来の不安ばかり増えて困るんですよね。
それがもし、死ぬ時期がわかれば、何事も計画的に進められる。

私の病気がただのオバサン病なのか癌なのか、はっきりするのは一年後なので、どちらに転んでもいいように、今から一年かけて、本格的に身の回り品の整理をしよう。
今まで先が見えずにダラダラ一進一退していた断捨離も再開させよう。
買わない、いらない物は処分する、不要な付き合いはしない。
つまらない人と会うのは、とにかく時間がもったいないからね。
それから、他人を気にせず好き勝手に行動する。
もう他人に振り回されるのはウンザリだから。

まだ癌と決まったわけじゃないが、癌の気配が見え隠れした今、急に死が身近に感じられて、死を意識したことで、これまでモヤモヤと私を覆っていた霧がサッと晴れたような気持ちになりました。

私は過去を悔やんでいない。
自分が正しいと思ったことをやってきたのだから。
それを世間が受け入れなかっただけ。
私は間違ったことや悪いことをしたとは、ひとつも思っていない。
むしろ悪い人間に立ち向かって倒されただけ。
だから自分が恥ずかしいなんて露ほども感じていない。
たとえどんな身分に貶められたとしても。
世間がどんなに私を批判しても、もう私にはどうでもよい。そんなの知ったこっちゃない。
要するに、私には運がなかっただけ。
これまで十分に考えて、十分に発言し、十分に行動し、十分に闘った。
もう十分すぎるほど生きたと思うので、死が見えてもひとつも怖くないし、むしろ歓迎です。
しかも、幸運なことに、現在は誰からも必要とされていないからね。
いや、飯炊きババアがいなくなって困る人間は一人いるかも知れないが、こっちは飯炊きから解放されてせいせいするってものよ。

よく年寄りがいつまでも「死にたくないー」って未練たらしく生にしがみついているけど、そういうのを聞くと、この人はよほどくだらない人生を歩んできたんだな、と勘繰ってしまいます。
たいした事やってきていないから、ヨボヨボの年寄りになっても、まだこの先に何か自分を満足させてくれる事があると期待してしまうのでしょう。
はっきり言うわ。
その先には何もないです。
今まで他力本願で自分で何も行動を起こして来なかったくせに、この先にまだ満足させてもらえることを他人に期待するなんて、虫がよすぎる。
他人に頼ってばかり、他人に流されてばかり、他人の陰に隠れてばかりいた人が、死に際にまだ「死にたくないー」としがみつく。
それと、他力本願ではないが、守銭奴も生にしがみつきますね。
自分が悪どいことをして溜め込んだお金を残して「死にたくないー」ということです。
哀れだ。

とにかく、今は一年後の結果が楽しみだ。
いよいよ華々しく散る時が来るのかも。