美術館めぐり
㈱エキスパートアイズ
長かったゴールデンウイークもついに終わっちゃいましたね・・・
というか、6日が平日だったので、7・8日までフラフラ連休気分の人は意外と少なかったかな?
いちばん長い人だと、10ぐらい休みがあったのですよね?
さすがに飽きるね。海外旅行でも行かない限り、やることがなくなってしまう・・・
とにかく、こんなに休みが長いと、仕事モードに戻すのがたいへん
新入社員が五月病になってしまう気持ちが分からんでもないです
連休中に掃除をしていたら、今年の初め頃に切り抜いておいた新聞記事「プーシキン美術館展」が横浜美術館であります、って。
昨年ロシアで大行列に負けてプーシキン美術館は見れなかったので、GOOD チャンスとばかりに楽しみにしていました。
6月20日ごろまでと書いてあったので、いつ行こうかと横浜美術館のサイトで確認するも、プーシキンの『プ』の字も書いてない。美術館に聞いてみたら、「地震と原発の問題で、ロシアが貸してくれなかったので、中止となりました」・・・
え~
そんなこともあるんですね、というか、こんなとこにも影響が・・・
海外に行く楽しみのひとつに美術館めぐりがあります。
芸術は趣味の領域なので、好きな分野もあればぜんぜん興味がない分野があり、私は絵画、特に印象派が大好きで、彫刻や宗教画はあんまり興味がありません。
それで、アムステルダム最終日は、ついに市内に進出。
ガイドブックを見る限り、これといってどうしても見なければいけない観光地はなさそうなので、美術館めぐりに予定を決めました
はじめは猫の絵や置物とかばかり集めた『カッテン・カビネット』というカワイイ美術館に行きました。
これは、猫のピーン・ボール。まねき猫みたいなのが待ち構えてました
次に、トラムに乗って、ゴッホと国立美術館へ向かいます。
ところで、このトラムで実は大失敗してしまいました・・・
これまで郊外列車とバスの旅をなんとか成功させてきた私。
これは楽勝!といい気になったのがいけなかった・・・
私にはマニュアルを読まないクセがあります。
たぶんこんな感じだろう、と電化製品やパソコンなどつないでしまいます。
同じ調子で、旅先でもガイドブックを買ったら安心してしまって、あんまり中身を読んでいない。
読むんだけどかいつまんで斜め読み。
それでアムステルダム市内はメトロ・トラム・バスの共通一日件が旅行者にはgoodと書いてあったので、これを買わなきゃ、って勇んで駅の券売機へ。
ところが私のホテルの最寄り駅はJRみたいな国鉄がメインのようで、メトロの券売機が見当たらない。
それで、券売機で1日券らしい表示がわからず、かわりにOVカルトチケットという表示があり、なんだかガイドブックで見覚えあると思って買ったら、全然間違えていた。
これは、パスモみたいにカードにお金をチャージして使うカード。
1日券と値段が似ていたし、見覚えがあったので、間違えてしまった・・・(斜め読みの弊害)
それで、駅のインフォメーションで間違えたのでリファンドできないか?とダメもとで聞いたら、一度使ってしまったので、やっぱりダメでした。
仕方ないので、正しい1日券を買おうとしたら、インフォメーションの人が、たぶんカードにチャージして使ったほうが得だと思うよ、と勧めてくれたので、キャッシュをチャージ。
今度こそ!とトラムに乗って(みんなの見よう見まね)。
乗るときにカードリーダーにかざしてチェックイン。
ガイドブックには降りるときにもかざしてチェックアウトするのを忘れずに、と書いてあった気がしたのだが、最初に乗ったトラムで誰もかざして降りないから、私も同じようにチェックアウトせずに下りたのが運のツキ。
3回目に乗ったトラムでチェックインが出来ない。お金が足りないって出てくる!
なぜ?そんなはずないんだけど???
で、気を落ち着かせてガイドブックを見直しました。
そしたら、ちゃんと書いてある。
チェックイン時に4ユーロデポジットされて降りるときに距離に応じて精算。チェックアウトをしないと、4ユーロが戻ってこない・・・あ~
ちゃんと読め
この失敗で、10ユーロほどドブに捨ててしまいました
ヨーロッパの鉄道は、日本みたいに改札が厳重じゃなくて、性善説で乗り入れ自由です。
だから時々、キセルをする人がいるようで、見つかったときの罰金はかなり高いそうです。
トラムでチェックアウトせずに降りていったあの人たちはキセルだったのかしら?
話は戻って、猫ミュージアムのあと、ちょうどお昼時だったので、たしか毎週水曜日は無料のランチコンサートがあるとガイドに書いてあった気がしたので、コンサートホール(オランダ語で『コンセルト・ヘボウ』といいます)に行ってみた。
並んで5分後ぐらいに開場。ナイス・タイミングです。
無料のコンサートだから、お客さんも演奏者も気楽な服装で、リラックスして楽しめました。
トラムで失敗したけど、ちょうどコンサートに間に合って楽しむことができたので、プラマイゼロってところかな。
人生って良いことと悪いことがちょうど相殺されるようになってるのね(ちょっと大袈裟)
コンサートホールのすぐ近くに、ゴッホ美術館と国立美術館があります。
はじめ両方行くつもりで、とりあえずゴッホから、と入口に向かうと、大行列。
チケットを買うのに30分ぐらい並びました。
でも、ロシアのプーシキンに比べると、序の口。あのときは、ざっと見て2時間は待ちそうな勢いだったもんね。
パッケージツアーだったら、添乗員さんが全部やってくれるから、こういうときにありがたみを感じます。
ゴッホのチケットで随分並んだので、国立美術館も絶対並ぶと確信した私は、あっさりと国立はあきらめました。
それで、じっくりとゴッホを鑑賞しようと決心。実に滞在時間は3時間!
ゴッホというと「ひまわり」でしょ?たしか南フランスで描いたはず。他の絵がどんなのがあるか良く知らないので、私の好みかどうか、ちょっと自分でも不明でした。
イヤホンガイドの説明によると、どうやら、はじめの頃(オランダ時代)は暗い絵が多かったんだけど、パリや南フランスでは、印象派の画家たちとの交流することで絵のタイプが変わってきます。
特に、この当時は日本画が流行していたそうで、ゴッホも浮世絵にけっこう影響を受けて真似たものがわりとあったのが意外でした。
ゴッホもけっこう私の好みの部類だとわかって、満足
名画集とポスターと絵葉書を山のように調達して、もう足がクタクタだからホテルに戻ります。
奥に見えるのは国立美術館。
見れなくてちょっと残念だったのは、レンブラントの『夜警』。
あんまり私の好みと違うようだしね。
ただ、レンブラントは「光と影の魔術師」とかって代名詞があって、ここ最近日本でもよく聞くので、見れなくてちょっと残念だったかな・・・
ゴッホ美術館と国立美術館に囲まれたミュージアム広場。
なぜか桜の木みたいなのが、植わってました。
桜はかつて日本の専売特許だと思っていたけど、最近では世界進出しているんですね。
まぁ、一人旅って、のんびりして、いいものですね。
失敗もあるけど冒険だらけで発見もたくさん。
今回は、フィンランド航空を利用したので、ヘルシンキ経由でした。
帰りの乗り継ぎでムーミン発見
次回の目的地はフィンランドかな
また、時間とオカネを工面して、行ってきま~す