3号の友人の話

その友人の家では時々不思議なことが起こるそうだ

友人が
朝、目を覚ますと
部屋が変なにおいがする

クセェ
なんだ
そう思いながら二階から下に降りた

下では、朝食の準備が出来ており
父親がすでに食べていた

おはよう

友人が挨拶をするが、父親は機嫌が悪い

「おい、お前
」「何で真夜中に掃除機なんてかけるんだ
」「しかもあんなに長い時間も

うるさくて寝れんかったぞ
」え

俺掃除機なんてかけてないよ

「お前の部屋から聞こえてきてたぞ
」友人は不思議に思いながら、部屋に戻った

部屋を開けると、まだ変なにおいがする

試しに、掃除機のコードをコンセントに差し込み
スイッチを入れる

ゴーッという音と共に、排気の独特の匂いがする

それは、朝起きたとき思わず クセェ

と感じた、その匂いだった

俺が無意識にやったのか

親にどんなに言われても掃除なんかしない俺が

なんとも不思議な思いでその日は過ぎていった。
真夜中

自分の部屋をノックされる音で目が覚めた友人
部屋にはまた排気の匂い
ドアを開けると父親が怒って言った

「また掃除機いつまでかけてるんだ
」もちろん友人は眠っていたので掃除機なんてかけてはいない

慌てて掃除機を見たが
掃除機はきちんと壁に片付けられた形そのままで
電源なぞ入っていなかった
