生霊…
生きている人間の強い『念』により
生きたまま霊魂をとばし自由に動き回ることをいう![]()
源氏物語にも
六条御息所が生霊により
夕顔などを苦しめた、という話しが書かれ知られている![]()
また生霊を飛ばしている当人は
その自覚や症状などはほとんどわからないそうではあるが
時に、とばしているほうや
とばされているほうに
肩や頭に痛みを感じたりすることがあるそうだ![]()
3号の友人の話 ![]()
友人には姉がいる
彼女は
くせのある特徴的な歩き方や
動き方があるそうで、ドアの開け方や階段の上り降りなど
その物音や足音ですぐ彼女だ
とわかるのだそうだ![]()
彼女には彼氏がいる
だが彼女には不満があった
彼氏が自分よりも友達との付き合いを優先したり
休みが合わずゆっくり会えないことが続いていたからだ
友人はいつも愚痴を聞かされていたらしい
ある夜更けのこと
友人が寝ていると
階段をおりて行く足音がする
その音で彼女だ、とわかる
『姉ちゃんこんな時間にどこ行くんだ
ションベンか
』
そう思いながら眠った![]()
次の朝![]()
父親が彼女に言っていた
『お前夜中にどっか行ったのか![]()
二階からおりて玄関の方に行っていただろ
音ですぐお前だとわかったぞ。』
あ、やっぱり姉ちゃんが出掛けていたんだ
『俺も聞いたよ、トイレかと思っていた。』
「なぁに言ってんのよ
そんな時間に出掛けてないわよ
寝てんに決まってるじゃない
」
そう言われると父親も友人も足音は聞いたが
部屋のドアが開いた音も
玄関が開いた音も聞いてはいないことに気付いた![]()
後日
彼女の彼氏が
その日のその時間に
誰かに背中をポンポンと叩かれる感触を何度も受けたそうだ![]()
その度に振り返ったが
そこには誰もいなかった![]()
だがその独特の叩き方はまさしく
彼女そのもので
彼女もその彼氏も
肩の痛みと頭痛があったのだそうだ ![]()