陽気も暖かくなり 晴れ


ある若者が仲間と泊まり掛けで山へ出かけた



ペンションを借り、食事を作り、酒を呑み、多いに語り、笑い




雄大な景色を堪能しながら



愉快な星空を過ごした




次の朝、仲間より早く目覚めた若者は



朝の清々しい空気に誘われ散歩と洒落こんだ




緑深く可愛らしい花が咲き乱れている




若者は男ではあるが
うっとりしながら歩を進めた




すると




一人の男の子が




草むらをじっと見つめて立っていた




不思議に思い話し掛けると



『大切な物落としちゃったの…』



と、寂しそうに答えた




あまりに寂しげに言うので一緒に探してあげることにした




「どの辺りに落としたんだい!?



『もっとあっち。』



言われるがままに奥に入っていく若者






行けども行けども




落とし物は見つからない









これ以降





若者の姿を見る者はいない…




時々




この辺りには




親に捨てられ寂しく死んでいった子が現れ




人恋しさのあまり





連れていってしまう




そんな話があるのだそうだ





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