「先輩、マジ凄い話し知ってるンっすね![]()
俺ビビったスよ
。」
どうしても俺と呑みたいと家にやってきた![]()
仕事が出来ないくせに
口だけは達者なチャラい新人男に話を聞かせた
マジな俺の体験談を作り話だと思っているようだ
おい、お前ならどうする![]()
知らない女性が掴んでいるんだぜ![]()
だんだん姿や形も見えてくるんだぜ![]()
「面白いじゃないスかぁ
そのまんま彼女にしちゃえばいいんスよ![]()
『幽霊彼女』面白ぇ
」
俺の左手に絡むようにしがみ付いている女性の手が
ピクッとすると、少し力が抜けた
「美人だったら尚Goodっスけどね
」
このコネ入社チャラ男野郎![]()
あぁ綺麗だぜ、和風美人だ
これはウソじゃない、うっすら見え始めている姿は
生前はかなり綺麗だったろう、とうかがわせる風情があった
「じゃ全然
っスよ
」 ![]()
俺にしがみ付いている手の力が抜けた…
チャラ男野郎に嬉しそうにしがみ付いていく
と同時に、俺の身体が軽くなった![]()
今だ![]()
おいもういいだろう![]()
明日までに仕上げなきゃならない書類があるんだ
「あ、すいません、帰りまっス
」
コネ入社チャラ男野郎は帰っていった
『幽霊彼女』と一緒に
喜びが沸き上がる![]()
俺は自由だ![]()
さぁ俺の彼女に連絡しなくては![]()
![]()
大丈夫だ、説明したらわかってくれるに決まってる![]()
今度はきちんと確認してから手を掴まなくちゃあな
こんな思いは沢山だ![]()
終
