殺してやる…
殺してやる…
殺してやる…
彼女はだんだん思い詰めていった ![]()
最初はただ悲しいだけだったのに
だんだん憎しみへ、そして殺意へと変わっていった ![]()
そう、彼女は男に酷い捨てられ方をされたのだ
長く尽くしてきたのに、違う女にさっさと乗り替えた憎い男![]()
男を殺して私も死ぬ![]()
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彼女は綿密に計画をたて、実行する日がきた![]()
男がその日、遅くに帰宅するのだ。
しかも新しい女の元に ![]()
ちょうどいい、相手の女も殺して、私も死んでやる![]()
物陰に隠れて男の帰りを今か今かと待つ
ふと、人影を感じそちらを見た
そこには阿修羅のような顔をした者が立っている
ギョッとしてよく見ると
それは窓ガラスに写っている己の姿だった
これが私…![]()
なんて醜いいやらしい顔なんだろう…
心の中の憎しみや怨みがすべて顔に出ているみたい
彼女は我にかえった…
こんなことして何になるの![]()
あんなくだらない男を殺して自分も死ぬなんて
馬鹿馬鹿しい![]()
彼女は自分に言い聞かせるように言うと
軽い足取りで自宅への道についた
数年後![]()
彼女は一人の男性と出会い、愛し合い、結婚![]()
子供にも恵まれた![]()
我が子を腕に抱き女性はつくづく思った
「もし、あの時
自分の姿に気付かないで犯罪を犯していたら
今のこの幸せはなかったのよね…よかった
神様が助けてくれたのかしらね、うふふ
」
彼女は赤ん坊を抱き、鏡を覗いて
ニッコリ笑った ![]()
幸せに輝く美しい笑顔が
そこにはあった
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