その夜![]()
家族みんなで夕飯を摂っていると電話
が鳴った
知り合いの訃報を知らせるものだった・・・
「あんた覚えている![]()
小さい頃近所に住んでいて
すごく可愛がってもらっていたのよ![]()
あんたもおじちゃんおじちゃんって懐いていてねぇ
」
母親がそっと涙を拭いながら
声を押し殺して泣いて言う・・・
あぁそうだ![]()
思い出した![]()
イメージの中で出てきたあのおじさんがそうだ![]()
そうだった、よく遊んでもらったっけ。
死んでしまったの…
じゃああれは、私にさよならを言いに来ていたってことなのかしら![]()
食事が終わり
部屋に戻ると彼女はもう一度イメージしてみた・・・
家
の入り口の窓を
ドンドン叩く初老の男の姿が出てきた
あ、やはりおじさんだ![]()
遊んでもらったあのおじさんだ![]()
見ると「助けて
」 「助けて
」
そう言っているように見える
彼女はイメージの中で、もう少し近付いてみた
初老の男は必死の形相で叫んでいる![]()
彼女は男の口元を見て慌てて目を開けた
その顔はひどく青ざめていた
「助けて
」 「助けて
」とは言っていなかった
男は必死の形相で
「代わって
」 「代わって
」
そう叫んでいたのだった ![]()
