小さい子というのは、見る、とよく言われる


我が家の子もそうだ



3号が二歳になるかならないか、だったろうか



夜私と一緒に布団に入った


いつもは喜んで布団に入るのだが





その夜は入った途端に天井の一部を指差し



「おっかい!(怖い!)」


と、しがみついてきた



ゾッとしたが、3号を抱きしめ 大丈夫だよを繰り返した



3号は時々天井をチラっと見たが

その度


「おっかい!」


を繰り返し、力一杯私に抱きついてきた
体は震え、汗が出ている



今までも時々天井見たり、誰も居ないのに上をみてはキャッキャッと笑っていたことがあったので



あぁ、ご先祖さんがいるんだなぁ、と見ていたことはあったが



こんなに怖がるのは初めてだった



私は子供をギュッと抱き締めてお経を唱えることしか出来なかった



思い切って3号の指差すところを見たが、私には見えなかった



どのくらい経ったろうか





ふっ、と3号の力が抜け




「もうない(もういない)」


と言うとニコっと笑い、眠ってしまった



安心したが



こっちは眠れたもんじゃなかった 叫び