私が母と二人暮らししていた学生の頃
テストがあったので
ある夜
テスト勉強していた
ラジオはとうに懲りていたので、テレビ
を点けての ながら 勉強
母は身体が悪く、先に就寝。
「寝る前にトイレ薬頼むね」と言われ、わかった
、と返事をした
何のことかというと、この時代のトイレは俗にいう
ボットン式が殆ど。
時期は初夏
そう、ハエの季節
おわかりになったと思うが、トイレからわいてくるハエをおさえるために、トイレに ウジ殺しの薬を撒くのだ
するとしないでは大違い
発生率はぐんと低くなり、もし出てきても、すぐに死んでしまうので我が家では必ず寝る前に撒いていた
母が寝てからしばらく真面目に勉強をしたが、だんだんノートよりテレビ
に目が行き、しまいにはテレビ
がメインになり、瞼も重く、寝ることにした
専用の洗面器に、透明のウジ殺し液を入れ、そこに分量の水を入れると 白濁した溶液にかわり、独特の匂いが鼻をつく![]()
茶の間の電気を消し、テレビ
もきり、あとは布団に入ればいいだけにして
いざトイレへ
トイレ
を開け、右手に洗面器 左手でドア
を押さえ身体を支えて 右手をトイレ
に向かって伸ばした時…
私の左耳に
ナニシテルノ
若い女性のささやき声がした
飛び上がるほど驚いた
が左後方を見るのが怖くて
急いで薬をトイレに撒き、走って布団に飛び込み、頭から被って寝た
皆さん知っている
霊はその人の左後方に立つ
、って
何かを感じて左から振り向くと
見てしまう
って
あの時 つい 振り向いたら
何を見たんだろうか…