母がある日不思議な体験をした  

私が霊体験をしはじめた頃のようだ


いつものように狭い三畳間に母と私は寝ていた


すると鍵を掛けているはずの玄関からドヤドヤと沢山の人が入ってきたのだそうだ

母は金縛りにあい全く動けない…

動かせる目を必死に動かして見てみると

一人のおばさんが、母のそばに立ち

「さあ、みんなおいで!!ここがお前たちの家だよ!!」と、叫んだそうだ

   すると

何百というくらいの幼子達が狭い三畳間いっぱいに集まり、子供独特の


    ふふふふ

    クスクス

    うふふふ

という笑い声で溢れたそうだ



母は怖くて必死で私は大丈夫かと、私を見たが私はスヤスヤ寝ていたそうだ。


母のそんな様子をみたおばさんが

「そんなに娘が心配かい?安心しな娘に手はださないよ」

そういうとそのおばさんは笑い続けている幼子達に


「私は帰るからね!あとは好きにおし!!」

と言い捨てズシンズシンと足音を響かせ居なくなったのだそうだ

残ったのは笑い続けている幼子達…

母はその子達に見られながら気を失ってしまったそうだ


ハッと気付くと、幼子たちの姿はなく、金縛りも解けていたそうだ

     が





母の横にお釈迦様がお立ちになっていたそうで
私を指差し母にこう言われたそうだ


「この子は見る子、ですよ。いいものも、悪いものも」


母はまた気を失い、目を開けた時、既に朝だったそうだ




そんなことがあったことを知りもしない私が、老婆の話をしたものだから
母はかなり驚き、あの体験は夢ではなかった、と確信したそうだ

だから、母は複雑な表情をしたのだ。


母の体験が夢なのか本当なのか、痴呆が進み、失語のある今の母に確かめる術はないが


私がいろいろ体験してきている霊現象からみて


お告げとおりだと感じている



なぜ沢山の幼子がいたのかも、機会があればお話したい、と思っている