母と二人暮らしをしていて、毎日のように怖い体験をしはじめた六年生くらいの頃
毎日決まった時間に仏壇の前に座らされ、お経を詠まなくちゃならなかった
それが嫌で嫌で、母と一緒ではないからいつもボーッとして座っては
「夕飯何かな」「あと5分だ」
なんて考えながら時間が過ぎるのを待っていた
ある日いつものように座っていた
狭い家、仏壇の右手には寝室
左手には鏡台、その後ろには窓、鍵がかけられ曇りガラスになっている
ふと、肩に手を置かれた
え?と思う間もなくその手がどんどん重くなり、私に身体ごと覆い被さってきた
重い!身体が二つおりになる
きっと台所で夕飯作ってる母が私を見て怒りに来てこんなことしてるんだ!
そりゃ私も悪いんだけど、重いから!
思い切り「やめてよ!」
と言いながら身体を起こして後ろを振り向く
誰も居ない
え?なんで?
左から視線を感じる
鏡台の方を見ると
写真のような格好で三歳くらいの子が凄い恨めしく、憎悪の目付きで私を睨み付けている、生きてるものではない
鏡台の後ろはすぐ窓で子供とはいえその隙間に入れる幅もない
今までに見たことのない物凄く冷たく残忍な視線
ゾッとして冷や汗が流れ出た
なぜそんな目で睨まれるのか、この子は誰なのか全くわからない
でもこのあとからだ
子供にまつわる霊を見るようになったのは…
