三河原人だから、むかごは鰹出汁で炊く
我が家は、裏庭に山芋が自生しています。むかごを茹でて食べるのが大好きですが、そろそろ山芋の蔓が枯れ落ちてしまうので、残った小ぶりのむかごを収穫し、むかごご飯を作ることにしました。
採れたむかご
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO400, f2, 1/160s
145gも採れたので、2合のお米と一緒に炊きます。
【むかごご飯の材料】(お米1合当たり)
- お米: 1合(150g)
- むかご: 半合(70〜80g)
- 鰹出汁: 250cc
- 醤油: 10cc程度(大さじ1/2程度)、同量の塩でも可
- 調理酒: 10cc程度(大さじ1/2程度)
- ごま油: 5cc程度(小さじ1程度)、サラダオイルでも可
【注意】
- 醤油は色味のために使っているようなものです。炊飯で風味が飛んでしまうので、白色のご飯がお好きな方は塩を使ってください。
- ごま油は、吹きこぼし防止のために入れます。入れなくてもいいですが、入れることによって炊飯時の泡立ちが抑えられるし、炊き上がったご飯を冷蔵庫で保存してもパサパサになりません。
【むかごご飯の調理手順】
- むかごと米を洗う
自然薯の泥臭い香りが好きなので、皮を削ったりせず、水でよく洗うだけにします。そろそろ寒い季節なので、お米は遠慮せずにお湯で研ぎます。ぬかが綺麗になくなるまで丁寧に研ぎましょう。

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO400, f2, 1/125s
- 出汁
昆布と鰹節で出汁を取ります。分量は、製品の説明に書かれている分量と時間で。出汁を取り終えたら、醤油とお酒を入れて完成です。
出汁の量は、通常の炊飯に比べ、むかご半合当たり50ccほど多めに用意します。鍋にお米、むかご、出汁を入れ、ごま油を振りかけます。

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO400, f2, 1/125s
- 炊く
鍋と透明なガラス蓋があれば、炊飯は超簡単で短時間(10分未満)。沸騰するまでガンガン強火で。沸騰し始めたら弱火にし、鍋の中央あたりで泡がでなくなったら火を落とします。

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO400, f2, 1/50s
- むらしたら出来上がり
5分ほどむらしたら、よく混ぜて完成です。

Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO400, f2, 1/40s
炊飯にまつわる嘘っぱち
以下の話をよく耳にすると思います。
- 始めちょろちょろ中ぱっぱ
- お米をお湯で研いではいけない
- 米は研ぎ過ぎず、水が少々濁る程度まで
沸騰するまで強火、後は水が飛ぶまで(泡がたたなくなるまで)弱火でじっくり煮るのが美味しい炊飯の秘訣です。
米研ぎで水を濁らせているのは糠(ぬか)です。これがご飯の匂いの原因なので、徹底的に取るのが大事。ぬかを取るのに水の温度は関係ありません。修行僧じゃないのだから、寒い季節は遠慮なくお湯を使いましょう。


