夏は熱地獄、冬はポカポカ
オープン・カー(コンバーティブル、カブリオレ、ロードスター、ドロップ・ヘッド・クーペ)の購入を検討している方への参考情報として、オープン・カーで感じる季節感を記載します。
【目次】 |
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO100, f6.3, 1/160s
○屋根を開けるのに適した季節
オープン・カー(と言っても、ロードスターRFはタルガもどき)を持っていると言うと、多くの方から「夏は気持ちいだろうね」と言われます。単車(自動二輪)乗りなら分かると思いますが、夏に屋根を開けたら暑くてたまったものじゃありません。単車は全身で風を浴びるので、まだマシな方。今時のオープン・カーの車内には微風しか入ってこないので、まさに灼熱地獄、しかも激しい日焼け付き。夏は夜でも屋根を開けたいなんて思いません。
逆に、冬は快適。微風しか入ってこないから、春や秋より冬の方が快適なぐらいです。春と秋は意外と直射日光がキツイ。春秋に屋根を開けるなら、曇天か夜間がお勧めです。冬は、日差しを浴びても温かいだけ。車内は、ヒーターを効かせればポカポカ、冷たい風が頬を撫でて、まるで露天風呂に入っているような快適さを味わうことができます。
○買うなら必須の装備
ヒーターがない車はありませんが、シートヒーターが装備される車は多くありません。助手席に乗せる人のこと、寒さが厳しい日のことを考えたら、シートヒーターは必須の装備と考えてください。
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f2, 1/20s
NDロードスターの場合、最も安くて軽量な「S」にはオプションでもシートヒーターを取り付けられません。個人的なお勧めは、「S Special Package」にオプションで用意されるシートヒーターを取り付けることです。「S Leather Package」はシートヒーターが標準装備ですが、革シートは見た目が良いものの、夏は蒸れるし、冬はヒーターが効くまで冷たい。静電気防止には有効ですが、NDロードスターは全車革巻きのステアリングのため、ステアリング経由の帯電が防がれて滅多に静電気に悩まされることがありません。
○冬のドライブのお供
たとえ真冬であっても車内には微風しか入ってこないので、外を歩く時より薄着でも大丈夫です。ただし、胴から下は暖かくても、頭は外気にさらされます。
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO320, f7.1, 1/60s
僕のお勧めは、耳当て(イヤーマフ)、マフラー、そしてサングラスです。耳当ては、15度を下回ると欲しくなります。もっとも、僕は人より一回り大きな耳たぶを持っているので、他の方より敏感なのかもしれません。マフラーは、首元から冷たい風が入るのを防ぐので、気温が10度を下回ったら使っています。
そして、サングラス。冬は陽の高さが低いので、陽の光は温かいけれど地味に眩しくて邪魔です。進行方向に太陽がある時は、サングラスを使った方が快適に運転できます。サンバイザーが上向きに跳ね上がってくれると便利なんですが。w
以上。冬に屋根を開けて走っていると、「正気か?」という視線を感じることがありますが、気にせず楽しんで走りましょう。空が見えること、外の音が聞こえること、そして、焼肉屋や鰻屋の前を走ると匂いに釣られることなど、屋根を開けると楽しいことがいっぱいあります。w
○【参考】護衛艦と撮ろう
なお、本日の撮影場所は、東芝ライテック本社の海側です。
Nikon D5500 + SIGMA製30mm単焦点、ISO100, f6.3, 1/400s
海を背景に撮影できる場所はあちこちにありますが、護衛艦と一緒に撮影できる場所はココしか知りません。東芝が営業していない週末を狙って撮影に行きました。海自さんは、月月火水木金金でしょうけれど。