ほぼ毎週、事故現場を通り過ぎます。そして、4月からも。否が応でも人類の未来について考えさせられます。

 

The Disaster Area

福島第一原発

 

さて、常磐線や常磐道を使うと、火力発電所が次々に見えます。日本の電力の75%を火力に頼っており、そうやって作られた電気で動くのが電気自動車です。どこが環境に優しいのでしょう?そして、電池の未来はどうでしょう。今や、太陽光パネルは中国製ばかり。国産なんてない。リチウムイオン電池の未来も、同じことにならないでしょうか。

 

日本車離れ加速か、世界的なEVシフトに乗り遅れ「衰退リスク」も(Bloomberg)

 

昨今、こういう記事をよく見かけます。欧州はフォルクスワーゲンのディーゼルエンジン性能詐称から、一気にディーゼルからEVにシフトし始めた。しかし、全社がそういう状況にはなく、アウディはe-Fuelの開発を進めています。そしてトヨタは、まだ人工光合成や水素を諦めていません。個人的な意見としては、アウディやトヨタが正しい。二酸化炭素を燃料に戻す。人類の産業化によって、大気濃度が0.02%から0.03%に増えた二酸化炭素をエナジーに戻すことこそ究極のゴールです。そうしなければ、増えた二酸化炭素の影響は何万年も先まで残ります。

 

乗用車の電動化は目に見えて実在し始めたけれど、貨物車両や船舶、航空機はそんな状況にない。なぜなら電池はエナジー密度が低すぎるから。荷物を運んでいるのか電池を運んでいるのか分からないことになってしまう。だったら再生可能エナジーや原発によって二酸化炭素と水素から炭化水素を作れば良い。そうすれば現在使っている自動車や単車、貨物車両、船舶、航空機の全てがエコになる。
 
一歩地球の外に出たら、どこにも化石燃料などない。しかし、水素や二酸化炭素は割と手に入りやすい。地球は大量絶滅を繰り返す星であり、8億年後には光合成ができなくなるほど太陽光が弱まって嫌気生物以外は生き残れない星になる。人類は宇宙に進出しなければ滅亡するのは明らかだし、そのための準備として炭化水素を作り出す社会を目指した方が良いと思う。