最近、後付け可能な単車用触媒が「アウテックス(OUT☆EX MOTOR GAME)」から販売されていることを知った。これを使えば、息子から臭いと言われるVツインマグナちゃんを改善できるのではないか?

  • 排気ガスの清浄化
  • 排気騒音の低下
  • 抜けが悪くなることによる低速トルクUP、燃費向上
ピークパワーは落ちるだろうが、この3点が期待できる。僕が最初に乗った1980年代の車も、キャブレター + EGR (Exhaust Gas Recirculation 排ガス再循環)  + 触媒だったから、EGRが付いているVツインマグナちゃんに触媒を追加しても、触媒が詰まるなどの問題は起きないのでは?取り付けの可能性を探るため、サービスマニュアルとパーツリストを確認。
 
サービスマニュアルのマフラー脱着図
Vツインマグナのマフラー脱着
 
パーツリストのエキゾースト・マフラー
Vツインマグナのエキゾースト・マフラー
 
この時点で、嫌な予感しかない。
 
触媒を付けるつもりがまったくないから、排気管は(途中で繋がっているものの)終始2系統のまま。例えば、ハーレーのように2本の排気管を持つ単車であっても、高価な触媒を2つも取り付けるわけにはいかないから、排気管を1つにまとめて触媒を通してから2系統に分けます。
 
Vツインマグナのマフラー接続部分
 
マフラーを外すとパッキンを交換しなくちゃいけないので、取付バンドの前側、排気管のフランジ直前をノギスで計測。結果は25.4mm。ダメなやつだ、そんなサイズの触媒はない。
もし、ホンダにその気があったなら、2008年の時点でパーツリストの1番「エキゾーストパイプ」の後端部分を1つにまとめて触媒を付けていたはず。おそらくφ35mm程度になっていたでしょう。
 
他の方法として、2 in 1のマフラーを探すもオールステンレスのマフラーしかない。電食であちこち錆びることになりそうだし、そもそも静かになりそうにないのでこの案は使えない。となると、エキゾーストパイプの後端をワンオフで作り直すしかない。高くつく上に段差にぶつけて壊したら目も当てられない。