介護は、ある日突然降りかかってくる災難です。親族の中に要介護になりそうな人が何人いるか、そして介護を担える人が何人いるか、軽く頭の体操ぐらいはした方がいいと思います。現実は、体良く押し付けられるだけなので。

 

我が家が僕の実母の介護を担っている理由は、愚弟が当てにならないから。妻に逃げられ、入った金はあるだけ使い切るどころか、限界までローンを組む。収入は僕より多いのに、ボーナス月に母の口座へ1万円振り込むだけ。年間100万円以上かかっているのに、こんなはした金をもらっても腹が立つだけ。

 

新幹線から見た夏の富士山

 

さて、ネットニュースを読むと、理不尽に介護を押し付けられる例は僕に限った話ではない。そして介護を押し付けられた時、最もやってはいけないことは、介護のために仕事を辞めること。親の介護のために仕事を辞めると、自分の未来がなくなります。

 

何度も書いていますが、老後の介護費用は、厚生年金だったら賄えるけれど国民年金では足りません。介護付き有料老人ホームだろうが特別養護老人ホームだろうが同じ。毎月、最低でも15万円程度は掛かるのに、国民年金は2月に1度14万円程度支払われるだけ。あなたが要介護になった時、誰が費用を払ってくれるのでしょう。