先日、NHKの試してガッテンで、白菜の活用術が紹介されていました。これによると、白菜の茎に近い側をそぎ切りにすると水分が出やすいとのこと。その特性を利用して、灰汁取り不要の手抜き鍋を作ってみました。
水が出やすいということは、逆に吸収しやすいということ。麻婆豆腐を作る時、豆腐から水が出るけれど、同時に豆腐がスープを吸うのと同じ。ちゃんこを作ろうと冷蔵庫を開けたら、豚バラしかない。「うぅーん、これじゃアクがいっぱい出るよね。」と面倒臭い気分になったから、試しに白菜のそぎ切りを使って作ったのがコレ(↓)「豚生姜ミートボールのソップ炊き」です。
昆布と鰹出汁を取った後、そぎ切りにした白菜(と少々のお塩)を投入します。
それだけなのに灰汁取り不要。
灰汁の正体は脂分です。捨ててもいいけれど、旨味的には少し勿体無い気が。だから「白菜に吸わせてしまえ」という訳です。削り節の灰汁を吸わせた後、さらに、豚ミートボールの灰汁まで白菜がガッツリ吸い取ってくれました。
コツは少々のお塩だけ。塩が白菜の水分を引き出し、代わりに脂分を白菜が吸い取ってくれます。これは楽で美味しくていいかも!