僕のVツインマグナちゃん、時々、奇妙な症状に見舞われます。ガーン

  1. アイドリングストップ
  2. スターターが回らない
  3. ギアをニュートラルに入れるとスターターが回る
  4. 1速に入れても、エンジンは止まらない。
  5. 次のアイドリングストップでは、ニュートラル以外でも正常にスターターが回る。

上の4番でエンジンが止まるなら、サイドスタンドスイッチの問題。だが、エンジンは回り続けるし、その後は正常。こういう「時々出る症状」が一番困る。症状が出ていないことには、原因も調べ用がないから。ショボーン

 

接点復活剤

 

エンジンが回っていない状態、すなわち、電圧が少し低い状態では通電しないことがあるのだろうということで、接点復活剤を使って様子を見ることにします。また症状が出るようなら、諦めてヤフオクかメルカリでサイドスタンドスイッチを買うことにします。送料の方が高くつくので嫌ですが。えーん

 

左カバー

 

まず、サイドスタンドスイッチを点検するため、シート下の左側のカバーを外します。カバーは3箇所に刺さっているだけです。

  1. キーを挿して右に回す。
  2. 左下を手前に引いて外す。
  3. 右上に手をかけて引いて外す。
  4. 左上に、ボディーから出る下向きの棒が刺さっているので、カバーを下に押し下げて抜く。

カプラーのカバー

 

すると、カバーに刺さっていた棒の裏手にカプラーのカバーがあるので、これを剥きます。

 

サイドスイッチのカプラー

 

中には白と緑のカプラーがあり、この緑のカプラーがサイドスタンドスイッチに繋がっています。サービスマニュアルには、緑/白、黄/黒、緑の3本の配線があると書かれていますが、緑/白と緑の2本だけ。そしてサービスマニュアルの配線図にも、緑/白と緑の2本の配線しか書かれていません。やれやれ。えー

この2本の配線が、サイドスタンドをしまった状態で通電し、サイドスタンドを出すと通電が切れるようであればスイッチと配線は正常です。カプラーを外し、両側に接点復活剤を吹いておきました。

 

スタンドスイッチ

 

サイドスタンドの裏側にかぶさっている黒い物体が、サイドスタンドスイッチです。スイッチをサイドスタンドの軸に留めている8mmボルトを外せば、スイッチが外れます(サイドスタンドを外す必要はありません。)。

 

サイドスイッチの図

 

撮り忘れたうまく撮れなかったので、サービスマニュアルの図を拝借。サイドスタンドのバネを引っ掛けるピンにスイッチの溝がはまり、スイッチ全体が回らない形状となっています。さらにサイドスタンドに穴があり、ここにスイッチのピンが刺さり、スタンドと一緒にスイッチ部分が回わることでON/OFF制御となっています。

スイッチを分解できるような箇所も配線の結合箇所も見当たらなかったので、ピンの周りに接点復活剤を吹きかけて元に戻しました。スイッチを止める8mmボルトの締め付けトルクは10Nmです。元に戻したところで再度通電を確認して終了です。

 

これで、謎の症状が再発しなければいいのですが・・・。ショボーン