我が家のへっぽこワンコ(♂)、彼の目線から見る我が家は3階層のようだ。1. 大好き(長男)、2. 怖い人(俺様)、3. 格下(それ以外の家族)に分別される。このため、俺が散歩に連れて行く時は、お利口ちゃんに大変身。スチャっと僕の横に並んで歩調を合わせ、リードは弛んだまま。しかし、僕以外の家族の場合は、はしゃいで引っ張りまくる。家族が怒って小突こうとしても、華麗な身のこなしでかわしやがる。
そんなへっぽこ犬は、階段が大好き。喜んで駆け上がって駆け下りる。だから、僕以外の家族は極力階段を避ける。しかし、僕が一緒の時は、僕の歩調に合わせて「トトッ、トッ(チラッ)、トットト(チラッ)」という感じで気遣いに忙しい。
そんなへっぽこ犬、どうやら「散歩には行きたいが、怖い人とは嫌」という葛藤に苛まれていたようだ。俺が散歩に連れて行こうとすると、「行きたい、いや、行きたくない」とでも言わんばかりの顔と態度。そして編み出した解決策が「狸寝入り」。俺が「そろそろ散歩に行きたいかな?」と様子を覗くと、丸くなった体の下にスチャっと頭を入れて寝たふり。
そーかそーか、そこまで俺との散歩はイヤか。二度と連れて行かないから安心しろ。