今日は、三男坊の入社式。

昨夜、三男から承諾書への署名捺印をお願いされた。

長男、次男が就職した時にも思ったが、これって何のため?

俺としては、「社畜として酷使することに同意する」という文面にしていただきたいのだが・・・。ニヤリ

とりあえず、偉そうな大きさの印を使って押印した。

 

実印、金融印、認印

 

もう四半世紀以上前、親が作ってくれた印鑑。

左から、実印用、金融印用、認印用の印鑑。

機械生産の三文判を実印や金融印に使うわけにはいかないから、左側の2つの印は重宝している。

しかし、右端の認印は使っていない。

と言うか、使えない。

写真では細く見えるけれど、リップスティック並みの太さで超偉そう。

いわゆる、部長さんとか役員さんとか、そういう偉い人が使う大きさ。笑い泣き

 

 

・・・親父、お袋、ごめん!

俺、そこまで出世できなかった!

 

 

もっとも、そこまで出世したとしても、もう15年以上前から稟議は電子。

ハンコを押す機会なんて、どれほどある?

取締役なら、総会や決算の書類など、年に何度も活躍するだろうけど。

だからいいじゃん。

息子たちの承諾書に押印する程度の使用頻度だって。ニヤリ

 

 

ところで、この巨大な印(↓)が天皇陛下の御璽(ぎょじ)。

 

明治憲法原本

 

璽(じ)は、元は「印」という意味だったそうだが、いつしか「皇帝印」を示すようになったらしい。

それに「御」を付け、陛下の印を「御璽」と呼びます。

線の長さや間の取り方、曲線の具合など、少々風変わりな篆書体が印象的。

 

しかし、なぜ日本の印は、白文(字体が白)ではなく朱文(字体が赤)なんでしょうね?

書の世界では、自書を示す印は白文なのに。