少し古い車やバイクは、正規ディーラーへ行くと「サービスマニュアル」と呼ばれる整備書を購入することができました。お値段は数万円もしますが、ビスの1本に至るまでの扱い方が掲載されているので、愛好家は皆買い求めたものです。

でも、今時はオンライン・マニュアルが主流になり、紙のサービスマニュアルが存在しない時代になりました。ショボーン

 

Vツインマグナ250のサービスマニュアル

 

僕のVツインマグナちゃんは、ネット時代以前から生産されているバイクだから、昔ながらの紙のサービスマニュアルがあります。ネットオークションやメルカリを眺めていたら、3,500円で売りに出されていたマニュアルを見つけたので、購入してみました。ニコニコ

 

届いた品物の確認を兼ねてページをパラパラとめくっていると・・・、「あっ!!!」。ガーン

道理でタコメーターが動かなかった訳だ、配線が間違っているじゃん。道理で光軸調整が上手くいかない訳だ、調整ネジを左右間違えていた。届いたその日に、買って良かったと思った次第です。笑い泣き

 

 

○最近の整備書から思うこと

先にも書きましたが、今時は電子のサービスマニュアルが主流です。そして、その先陣を切ったのは、米国のビッグ3です。

米国でオンライン・マニュアルが始まったのは、まだPCにプリンタ・ポートがあった頃。プリンタ・ポートに物理認証キーを刺して利用者認証をしていました。そんな昔から米国ではオンライン・マニュアルが主流であり、自動車会社は重たい冊子を流通させる必要も在庫を抱える必要もなく、整備屋さんにとっても定額を払えば全車種のマニュアルが見放題という、低コストで上手く回る仕組みができたのです。

今時は、車もバイクもコンピューター仕掛けなので、下手に素人が手出ししない方が懸命です。そういう意味においても、オンライン・マニュアルを適切な整備工具を持つ人だけが見る方が安全な時代でしょう。

 

同様に、今でも最先端は米国発であることが多い。GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)に、日本企業が太刀打ちできないだけじゃない。いまだに、IntelやNVIDIA、ボーイングやキャタピラーの後塵を拝している。本当に日本の自動車産業は米国を超えているのか?怪しいと思いますね。