エンジンがカブり気味なので、スパークプラグを交換。スパークプラグは消耗品だから、オイル交換と同程度の頻度で交換しましょう。

 

スパークプラグ

 

マグナ50のスパークプラグは、

NGK: CR6HSA

DENSO: U20FSR-U

です。

 

交換は超簡単。プラグコードを引き抜き、車載工具又は16mmのディープソケット(奥が深いレンチ用ソケット)を使って、プラグの取り外し・取り付け。でも、車載工具は緊急用と割り切り、取り付けはディープソケットとトルクレンチを使いましょう。スパークプラグは、消耗品だけれど点火を司る重要部品。
正しく取り付けないと不調を招きます。ウインク
 

スパークプラグ取り付け

 

締め付けトルクは、NGKが10〜12Nm、DENSOが10〜15Nm。数千円程度の安いトルクレンチは精度が低いので、中央値にセットして締めるといいでしょう。トルクレンチを持っていない人は、NGKやDENSOのサイトに規定値のトルクで締める手法が掲載されているので、そちらを確認しましょう。

 

ついでに、少々高いアイドリングを調整することにしました。車体右側のメッキカバーを、六角レンチを使って外します。

 

電装ケース

 

配線クレードルの下側の中央に穴があり、ここにプラスのドライバーを通すとキャブにアクセスできます。(セキュリティーやタコメーターの配線が邪魔で、分かりにくくてスミマセン。)

 

アイドリング調整用の穴

 

やや下側から覗くとこんな感じで、キャブの調整ネジに届くようになっています。

 

アイドリング調整

 

時計回りに回すと回転数が上がり、反時計回りに回すと下がります。規定値は、1,800rpm ± 100rpmです。

 

 

○イリジウムプラグについて

個人的な意見ですが、普通のプラグで十分。標準プラグでも正常に燃焼するよう設計されているのに、3倍の値段の高級プラグなんてもったいない。マグナは重くて非力だから、ぶん回して乗る人が多いと思います。その分、プラグの劣化も激しいから、高級プラグを使うより標準プラグをじゃんじゃん交換した方が気持ちよく走ることができると思います。

通販サイトにはイリジウム絶賛コメントがいっぱいですが、そりゃ3倍儲かるのだから絶賛コメントを並べるでしょう。口笛

 

 

○トルクレンチの使い方

トルクレンチを何度もカキカキ鳴らす人を見かけますが、締め付け値が狂うので止めましょう。

 

1. ラチェットレンチで軽く仮締め。

2. トルクレンチでじわーーーっとゆっくり締めて、カキッと1度滑ったらお終い。

 

何度もカキカキやっちゃダメ。プンプン