出世コースから外れ、出向し、年がら年中「時差Biz」を地で行っている。
毎朝、始発電車で出勤し、自分の机で寝る。
一般職の女性が出社すると起きて、仕事を始める。
そして定時に切り上げて、とっとと帰る。
これは、僕の話ではない。
取引先の某支店に勤務する、出世レース脱落組の元金融マンのお話し。
でも、同じ出世脱落組の俺と被ることが多くて、思わず笑っちゃった。
・給料はガタ落ち、ひゃーーー!
・残業代も消え失せたが、早々に帰宅できる。
・お金より家庭、これでいいじゃん。
元金融マンの支店長は、そう言って笑っているのだそうな。
今の俺も、まさにこれ。
本部から飛ばされ、給料激減、でも仕事はチョロいし早く帰られる。
そして時差Bizの季節ですよ。
東日本は日が落ちるのが早いのに、家に帰っても空は明るい。
朝、5時に起きて6時に家を出る。
でも、行きも帰りも電車は空いていて、超快適。
しかし、ただでこの快適さを享受しているわけじゃないよ。
仕事には、相手がある。
相手に引っ張られる時間帯は別にして、自分の時間を組み立て直した。
逆説的に言えば、時差Biz程度を実現できないことを他人のせいにしている輩なんて・・・(以下、略。)。
人間、金を稼げばいいってものじゃない。
金がなければ生活できないが、金では幸せになれない。
愛がなければ、寂しくて自暴自棄になったり死んじゃったりする生き物が人間。
家庭に目覚めても時既に遅し・・・なんてなる前に、自分の心に必要なものは何なのか?
手を胸に当てて考えましょ。