先日、さば節の香りに感動したから、あちこちのスーパーでさば節を探してみた。
もちろん、結果は撃沈。どこにもない。
仕方ないから、さば節も入っている混合削りぶしを買ってみた。
どのぐらい違いがあるかを探るために。
混合削りぶしでとった出汁を冷まして、自作のかえしを割る。
お店のそばつゆには及ばないものの、鰹出汁で割ったそばつゆと比べて、一段と香り深いそばつゆになった。
今回買った業務用混合削りぶしはこちら(↑)。
これを使い切ったら、通販でいろいろなさば節を取り寄せようと思う。
とりあえず、同僚のそば打ちおじちゃんに報告だ!
そば打ちおじちゃん、そばを打って、かえしも作るけれど、さば節を使ったことはないのだそうな。
混合削りぶしを使うと、さらに美味しくなることを報告しなきゃ!
ちなみに、そば打ちおじちゃんの話によると、少々上等な国産そば粉を買っても、1kg当たり1,000円程度なんだそうな。
1kgあれば10人前のそばが打てるから、原価は1人前100円程度。
人件費などの経費を端折っているけれど、そば麺の材料費はそんなものなんだね。
さらに言うと、市場に出回っているそばは、そば粉の比率が低い。
なぜなら、そば粉より小麦粉の方が値段が安いから。
立ち食いそばなんて、逆二八(小麦8割、そば2割)が多い。
市販のそばの成分表を見ると、小麦粉が筆頭に記載されている製品がいっぱいある。
成分表は比率が高い順番に記載されるから、そばより小麦の方が多く使われているってこと。
そんな訳で、生麺だろうが乾麺だろうが、そばを買うなら成分表を見てから買いましょう。
もちろん、成分で味が決まる訳じゃないから、あくまで値段の参考としてくださいね。