我が家の車に取付けたカーナビは、かれこれ15年も前に生産されたパイオニア社製のフラッグシップ機種。
前に乗っていた車に取付けて、今の車に移植した。
どちらの車にも自分で取り付けたが、素人にはオススメしない。
だって、取り付け開始時点の様子はこんな感じ。
まさにカオス。
それに今時の車は盗難対策がバッチリで、簡単にいじることができない。
僕の中古大衆車ですら、取付け後はセキュリティーが作動して窓が開かなくなった。
ナビの取り付けなんて、ディーラーに任せないと危険な時代。
さて、この15年モノのナビ、さすが最上機種だっただけのことはあって、今でも性能に不満はない。
だが、この機種向けの地図更新はとうの昔に終了し、ナビが知らない道が多くなってきた。
そして5年ほど前からHDDから異音がしている。
「あぁ、近々壊れるから、新しいナビに交換しよう。」
何度も車内でそう呟いた。
だが、いつまで経っても壊れない。
次々に新しい道路が造られる関東では、製造元から見放された機種はやっかいだ。
そして、異音がするHDDが何年も動作するなんて、幾ら何でも奇怪すぎる。
旧日本測地系から新日本測地系への更新を乗り越えた老兵だからなぁ、付喪神でも取り憑いたか?