天皇退位「一代限り」妥当=恒久制度化に課題列挙―有識者会議が論点整理公表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000116-jij-pol
何だか妙な方向に議論が進んでいると思う。
法学的に間違っている訳じゃないけれど意味不明、そんな感じ。
そもそも「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」という名の有識者会議には、憲法の専門家が1人しかいない。
御厨名誉教授だけ、他の有識者は憲法どころか法律にも素人。
御厨教授が生前退位に文句を付けないのは、憲法に抵触していないからだと思う。
憲法に生前退位しちゃダメなんて、どこにも書いてないから。
だから問題なのは、皇室規範に生前退位が規定されていないこと。
要は、憲法違反じゃないけれど法律で認められていないだけ。
そして気持ち悪いのは、なぜ「一代限り」なのか。
御厨教授が憲法に抵触しないと判断するから、生前退位を認めるんでしょ?
憲法に反していないのに、なぜ一代に限らなきゃいけないのか。
法律論と気分がごちゃ混ぜになっていませんか?現法制下では天皇は国事行為しかできないから、例え摂政を置こうが上皇がいようが皇族は政治に口出しできないし、よって権力の分断なんて起きようがない。
みんなもっと歴史と法律を学ぼうよ。

武家諸法度(つまり江戸時代)では、女性が家督を継ぐことが認められていた。
もちろん、女性天皇だって現憲法で禁止されているわけでもない。
夫婦別姓だって、江戸時代までは公家では当たり前だった。
それに、大半の家庭は「性」じゃなくて「苗字」。明治時代に適当に割り振られた苗字ばかり。
おまけに癖字を正当な文字と主張する輩が多くて、もう笑うしかない。
書道を嗜んで、書体辞典を眺めようよ。書を学べば、「ここに点がある」とか「ここは横棒」とか、癖字の範疇だと分かると思う。w