結論から言うと、確かに文科省の指導要領に従って授業をする時点で国家による思想統制のために利用される可能性は少なからずあるということです。


ただ、道徳の授業としてあくまで学問として体系化された「倫理学」を子供に分かりやすいように教えるなら合理的だと思うんですよね。カントとかをメインにしてね。昨今のモラルハザードを考えると一番必要な教育でしょ。
まあ、そんな良い教材あるのか?って問題がありますが。。。

ここで道徳必修化に対する世の主の批判について私なりの意見を述べます。
① 思想の押し付けを教育ですべきでない
 ⇨そんなこといったら数学も物理も自然法則を 人間の解釈で体系化した広義の「思想」です。「思想」自体を学ぶことを拒むことは学ぶこと自体を拒むこととトートロジーです。
したがって、上記批判は背理でナンセンスです。
②テストはどうするのか、成績はどう評価するのか?
⇨そもそも道徳に絶対な答えなんてないんだからテストで特定の事例に対する私見を記述させて、事例についてよく考えているか・着眼点・文章の論理一貫性を評価すればよいと思います。

道徳ってのは世の中で当たり前とされていることについて自分なりに論理的によく考えた上で、一定の規範を認識する学問だと思うので。

まあ、教師自体が上記の能力を評価するのはかなり難しいとは思いますが。。。


とりあえず親にできる対策としては、子供の道徳の教科書一読して、ブラック労働や軍国主義を煽るような記載があったら教科書を破り捨てて「道徳の授業の時はこれ使え」って耳栓と以下の本でもポンっと渡すのがよいんじゃないんですかね。。。