Walking On Sunshine 11 | EXO's World 。… .:*:・'°☆

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カメ更新ですが気長によろしくお願いします

[ A dissolute person ]   side K






今日の俺は世界でいちばん幸せなんじゃないかと思うくらい、大好きなギョンスと丸一日を過ごせる嬉しさに浮かれていた



珍しくはやく起きて


約束の時間よりも1時間もはやく来てしまった


はやく会いたくて


まだかな


まだかな


そう思っていると


30分後にギョンスの姿が見えた



いつものラフな格好じゃなくて


白のスキニーパンツに青いボーダーラインのシャツを着て来たギョンス


かっこかわいいその姿に、俺はまたヒョンをすきになる



しかも、あのボーダーシャツは、前に練習でギョンスが着てきて可愛くて誉めたシャツ


ギョンスは覚えてはいないことだろうけど

バカな俺はそんな些細なことでも自惚れてしまう



腕を掴んで連れ回しても、振り払われることなく笑顔なギョンスに安心と嬉しさと、いろいろと浮かれていた





だから、チャニョルと呼ばれる男が現れたとき、俺は現実に引き戻された



ギョンスにとって俺は、"事務所仲間の友だちのひとり"であること



チャニョル(たぶんヒョンだろうけど敵にヒョンとは言わない)の長い腕はギョンスの細い首に回されて、その腕にヒョンは手を重ねる


普通なら友だちとの軽いスキンシップだとスルーできるだろうけど


俺の知らない男が、たとえ男でも好きな人に絡むところを見ていい気はしない




こんなの俺の独り善がり


俺が


俺だけが想ってる


ただの片想いのヤキモチなのに





ここに居たくなくて

宛もなくどんどん進んでいると


くいっと腕を後ろに引っ張られた



そのまま振り返ると

息を切らしたギョンスが俺を見上げていた



どうしたの?

なにがあったの?


そんな不安な、心配そうな眼で




「はぁ、はぁ、?ジョンイン?」


「ごめん、ギョンス」


「?」


「ちょっと、そこのベンチに座って待ってて。飲み物買ってくるから…」


「え?いや、だいじょ、「待ってて」


俺は無理矢理近くのベンチにギョンスを座らせるて、売店に向かった




少し、頭を冷やそう…………










そう思って、気持ちを落ち着かせてからギョンスの元に戻ったら……………