[ 愛されマンネ ] side X
変「セフンって無表情だけど、わかりやすい奴だよな」
夕飯のカレーを食べながらベッキョンが空席の
マンネふたりの席を見て呟く。
茶「タオもめちゃめちゃわかりやすいのに」
雷「お互い感じんなところ気づいとらんよな」
チャニョルとチェンもカレーを口に運びながら頷いた。
鹿「ほんっとそれ!見ててイライラしてくるよな!昨日せっかくのシウちゃんとの時間を削ってまで協力してやったのに!なんでタオは熱出して寝込んでンだよ!」
とぶーぶー文句を言うヒョンがひとり。
こいつは………まったく………。
癒「ん~?知恵熱ってやつかな~?」
イーシンは呑気にちょっとズレた返答をする。
間違ってはいないけど、ルハニが怒ってるのはそこではない。
茶「レイヒョン知恵熱なんて韓国語よく知ってましたね」
癒「うん~前にギョンスが言ってたの覚えた~」
魚「僕そんなこと言ってましたっけ?」
癒「うん~言ってたよ~?カイへの気持ちに気づいた時に熱出して倒れ
魚「わぁあああああ!?////////////」
変「あー……そういやそうだったな」
茶「ああ、練習生のときのこと?」
魚「黙ってて!////////」
貝「なに、ヒョン。そのことで熱出してたの?」ニヤニヤ
魚「っ!//////////////ぅぅ///////////」
貝「あーもー可愛すぎでしょ」ぎゅうっ
鹿「あーイチャつくなら部屋に行け!」
しっしっと追い出すように手を降るルハニ。
やれやれ。
癒「けど、相手を想いすぎてパンクして熱だすなんて僕らのマンネも可愛いもんだね」
雷「せやな~」
茶「俺たちのマンネも負けてねーよ?」
変「そうそ!いつも横目で見てるくせに、寝込む相棒の傍につきっきりなんて、な!」
魚「ふふ、そうだね。ふたりともかわいいね」
俺たちもマンネふたりのことでこんなにも話が盛り上がるなんて、どんだけ愛してんだろうね。
まあ、みんなたけじゃなくて、マンネ組も気づかないだろうな。
茶「なーんか、マンネふたりがいないだけでなーんか違うな~」
変「あー……それわかる。なんかいじり足りない」
雷「え?そこ?wwwwwww 」
魚「うん、なんかわかるな。あまり変わらない騒がしさだけど、どこか寂しい気がするよね」
鹿「なんだかんだ、俺たちもマンネが必要ってわけだよ」
ふふ、ルハニがいちばんマンネ可愛がってるしね。
貝「散々文句言ってたのに……」
鹿「なんか言ったか?カイ」
貝「いえ、なにも」
やれやれ、地雷踏んじゃって………。
「まぁ、でも、明日になれば大丈夫っしょ」
こんなにヒョンたちに可愛がられてるマンネたち。
ふたりの想いも、すぐに伝わるはず。