すぅ
すぅ
かわいい寝息をたてて眠るベク。
グループが決まって宿泊するようになったときから変わらないまま、俺に抱きついて寝る。
「ベクってば、かーわい♪」
きっと気づいてないだろうな。
寝てるときのベクは、無意識に俺にすりよって抱きついたまま寝ること。
それに誘われてベクを起こす時間になると、半開きになった唇に口づけて起こす。
「ん……、」
甘く眠気を含む吐息に堪らなくなって、無防備な口のなかに舌を忍ばせる。
「んん……?ふぁっ!」
ベクが気づいたときにはもう遅くて、ベクが好きな舌裏を舐めてベクの舌と自分の舌を絡める。
「ん、ん、、んぁ、!」
チュッ
「オハヨ!ベク♪」
最後にリップ音を鳴らして唇を離して、腕のなかの可愛い恋人をぎゅうっと抱きしめようとした。
「っざけんな!この変態!」
「うぐッ!~~、ケホ、ケホ、」
俺がもう一度抱きつく前にベクがピンポイントで俺の鳩尾に一発パンチをかました。
「いっつもいっつも!人を起こすのにべろちゅーすんなって言ってんだろ!ばか!」
な~んて、真っ赤な顔して言われても可愛いだけだし、怒ってても全然怖くない。
「え~?だって、ちゅーだけじゃベク起きないじゃーん!」
「っ//////普通に起こせ!普通に!///////」
「ふふ、そんなこと言って~、前に普通に起こしたら物足りなそうな顔してたじゃーん!k」
「…………お前、あとで覚えてろよ。」
「え?!ベク、ちょっ、怒んないで、ごめんって!ベク~!!!!」
「うるさいっ!ついてくんな!ばかチャニョル!」
ひょいっとベッドを抜け出してバスルームに向かうベクを追いかける。
その細くて白い腕を掴んで、自分の腕のなかに引き寄せる。
「おはよ、ベク ♡」
「…………はよ、///////」
怒って怒鳴って蹴飛ばしても、最後には俺に抱き締められて照れながらも挨拶してくれるベクに堪らなくなる。
「ん~~チュッ!」
「ん、」
「可愛い!可愛い可愛いかわいい! ♡おはよーベク~~~~ ♡ ♡ ♡ ♡」
「はいはい、わかったから、離れろ。」
俺たちのMorning Kiss
それは俺たちの1日の始まりの挨拶