side K
「ジョンイナ~、お風呂お待たせ~。たぶん、お前で最後だぞ。」
部屋で雑誌を読んでいるとお風呂からあがったチャニョリヒョンが呼びに来た。
「んー。」
「たぶん、いいことあるぞ♪」
なんかよくわからないけど、ニヤニヤ笑いながら「おやすみぃ~♪」と部屋を出ていくチャニョリヒョンを見送ってから、そこらへんに雑誌を適当に置いて風呂場に向かった。
あーいうときのチャニョリヒョンはなんか企んでるときだって前にベッキョニヒョンが言ってたけど、眠くて頭がまわらない俺ははやく風呂に入って寝ようと深くは考えなかった。
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side D
食器をすべてしまい終わったところで、ベッキョンが呼びに来た。
「たぶん、ギョンスで最後だよ。」
「うん、わかった。」
「きっといいことあるかもよ?」
「?」
へへっと笑うベッキョンにあまり気にしないで、部屋に準備しておいた着替えを取りに行って、そのままお風呂場へ向かった。
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side K
シャツを脱ぎながら温かいお風呂の熱に誘われて気分が良くなる。
ジーンズのチャックを開けてボクサーごと下ろそうと手をかけたところで、扉が開いた。
「え?」
「え、わッ?!」
お尻の半分まで下ろした俺の姿に驚いたギョンスは、持っていた着替えを落とした。
「ご、ごめん!居るとは知らなくて……。」
ゴニョゴニョと語尾が段々小さくなりながら言うと、落とした着替えを拾って出ていこうとするヒョンの腕をとる。
「せっかくだし、一緒に入ろうよ。」
「え?!い、いい!ジョンイナが先に入りなよ!」
今の俺の格好に動揺してるヒョンが可愛くて、もっと驚く顔が見たくなって、腕を引っ張って引き寄せる。
「なんで?恥ずかしいの?」
ヒョンが逃げないように両手を腰に回して腕のなかに閉じ込める。
耳を真っ赤にして俺の胸のあたりで頷くヒョンに、俺の悪戯心に火がついた。
「いつもヤるときに裸見てるのに?」
「んなっ!?////////なに、言ってンだよ!バカ!//////////」
ああ、このヒョンの反応がたまんない。
真っ赤になりながら怒る姿が可愛すぎる。
「大丈夫、なにもしないから。ね?」
可愛く首を傾げてお願いすると、眉を寄せて警戒しながらも「………いいよ。」と許してくれる。
「じゃあ、俺は先に入るから。」
ヒョンを離して、腰にタオルを巻いてから下を脱いでシャワーを浴びた。
扉越しでギョンスが服を脱いでいるシルエットを横で見ながらシャワーを浴びて、湯船に浸かる。
ちょうどそこにギョンスがゆっくり扉を開けて恥ずかしそうに俯きながら入ってきた。
腰には俺と同様にタオルが巻かれていた。
ギョンスは俺が湯船に入ってなにもしないのを確認してから、シャワーを浴びはじめた。
俺はギョンスに気づかれないようにゆっくり近づいた。
白くて柔らかい肌に、細い腰。
全部俺のものだと思うと、我慢できなくなる。
「ひゃぁ?!ジョンイナ?!」
後ろから下腹あたりに腕をまわして、腰あたりに唇を寄せた。
俺よりも柔らかくていい匂いがするギョンスに徐々に反応しはじめる俺自身。
「ギョンス、体、洗ってあげるよ。」
湯船から出てボディーソープを手にとって泡立てて、ヒョンの体に触れていく。
「ん、気持ちいい。」
肩から背中、腕と、順番に優しく泡で洗ってあげる。
左手で下腹を、右手でふたつ飾られたピンクの突起を触れると、ギョンスから甘い吐息が漏れる。
「ッ、ジョンイナ、」
「んー?どしたの?」
「も、いいからッ!」
「イヤだ。今日は俺が全部やってあげる。」
ゆっくりと撫でるように手を動かしていき、ヒョンから甘え鳴き声を出させると、太股の内側を撫でた。
「ァ、ジョンイナ!さっき、なにもしないって、言っ、たのに、」
ただ触れてるだけなのに感じて、脚を閉じてもじもじするギョンス。
「うん、だから、洗ってるだけだよ?」
「ッ!//////////」
なにも反論できなくなったヒョンの首筋に噛みついて、膝裏からお尻へと手を這わせていった。
「ふゥ、ッ、///////////」
必死で快感に耐えるギョンスに堪らなくなって、ぎゅっと抱き締めた。
「ヒョン、ここも洗おうね♪」
耳元で甘く囁いて、ヒョンの前へと手を移動させた。
To be continued ……