2024年3月5日、末日聖徒イエス・キリスト教会がカートランド神殿等の所有権をコミュニティ オブ クライスト教会から買い取りました。その額、294億円!(1億9250万ドル)

神聖な場所だと言いながら、金で売り買いするってのはどうなんでしょう?こういうことするから、宗教なんて所詮は金儲けと言われてしまうのでしょう。

 

 

神殿の他に以下の物等も含まれます。
●スミス家の屋敷であるマンションハウス
●スミスが経営していた赤レンガ造りの店
●ジョセフが翻訳した聖書
●ジョセフが投獄されていたリバティ牢獄のドア
●ジョセフやエマが書いた手紙
など
 
カートランド神殿はジョセフ・スミスが最初に建てさせた神殿。

しかし、長い間、その所有権はコミュニティ オブ クライストという教会が握っていました。

コミュニティ オブ クライストとは、ジョセフ・スミスの実の息子たちと妻のエマ・スミスがジョセフから受けついた教会です。

現在ネルソン大官長率いる末日聖徒イエス・キリスト教会は教祖ジョセフ・スミスの忠実な信者ブリガム・ヤングが受け継いだ教会。

私はネルソンの教会の元2世ですので、「ジョセフの息子やエマは間違った教会を建てた離反者だ。そんな、道を踏み外した教会にカートランド神殿が所有されているのは悲しいことだ」と教えられました。

どちらの教会も「自分たちこそがジョセフの意思を受け継ぐ教会だ」と主張しています。

でも、最近はリーダー同士が一緒に集会したり、表向きは結構仲良くしているようですね。
カートランド神殿なども末日聖徒に貸し出されたりしていたようです。今回は、神殿などの維持費を払えなくなったコミュニティ オブ クライスト教会が末日教会に譲渡することを決意した、ということです。

ちなみにコミニティ オブ クライスト教会は東京の成城学園駅から徒歩10分くらいの所にあります。数は少ないですが、世界中に信者が存在します。


私の感想
今回、神殿などが高値で取引されました。こんなお金があったら福祉に回せばいいのに、と思いました。
294億円はネルソン大管長のポケットマネーではありません。信者の血税である10分の1献金から出されています。

でっかい建物は壊してしまえばいい!レプリカでも作ればいい!世界中の信者でここを訪れることができる人はほんの一握りでしょう。結局金持ちやアメリカ人しか恩恵にあずかることはできないんです。

そんなことにお金を使うより、10分の1献金を減らしたり、宣教師の費用は信者の負担ゼロにして信者の負担を減らす方がはるかに世の中のためになると思います。