先日、あるモルモン(末日聖徒イエス・キリスト教会)信者のお宅の前を通りかかりました。
すると、隣り近所がガラッと変わっていて、新しい家がたくさん建っていました。
そして、昔からある家々も、カベのペンキ塗りを終えていて、ピカピカでした。
一つだけ、カベがひどく汚れていて庭の植木も元気がない家がありました。
それがモルモン教のお宅でした。
モルモン教では、収入の10%を教会にささげる戒律があります。
これは10分の1と呼ばれ、他のどの戒律よりも大切です。
その証拠に、信者は毎年12月になると、正直に全額を納めたかどうか、面接を受けます。
払ってないと天国へ入る為に必要な儀式をする“神殿”に入れません。
カトリックやプロテスタントではこのシステムはありません。
いくら払うかは個人の自由で、払わないと天国へ行けない、ということはありません。
10分の1という言葉を使っていても、収入から支出を引いて残った分の10%とか、金額は自分で決める所もあります。
セブンス・デー・アドベンチストでは収入の10%を払うそうですが、面接はしないそうです。
モルモン教の指導者たちは、10分の1を払う人はそうでない人よりも健康で経済的に豊かになる、と教えています。
しかし、どう見ても、このペンキ塗りしてないモルモンのお宅は周りのどの家よりも経済的に苦しそうに見えました。
ユタ州にいる大管長や12使徒や七十人と呼ばれるトップリーダーたちは確かに健康に恵まれて経済的にも豊かでしょう。
なぜなら、彼らは他の信者たちが払った10分の1で生活しているからです。
自分の父親が七十人だったというライラさんの証言によると、彼女とその兄弟たちは大学授業料が全額無料だったそうです。
医療費も無料、車
や住居
の補助があり、映画見放題、スポーツジムとレストラン
、ケータリング(ホームパー
ティーする時に料理や部屋のデコレーションを持って来て給仕もしてくれるサービス)が使い放題だったそうです。
年に二回ある総大会では、大きな会場でロブスター・ステーキ
・500種類もる程のデザート等
、ありとあらゆる贅沢なごちそうを食
べたそうですよ。みんなでゲラゲラ笑いながらね。
医療費がただなら、気兼ねせずいくらでも病院に行ける、そりゃリーダーとその家族たちは健康でいられるでしょう。
大学授業料は日本では年間一人当たり100~200万円かかる、それがただなら、経済的にものすごく負担がなく、食費にたくさん
かけることが出来て更に健康になるでしょう。
日本の信者たちが伝道に行く為に大学をあきらめたり、もっと貧しい国の信者たちがご飯も食べられなくて苦しんでいるというのに。
多くのモルモン信者がこの事実を知り、リーダーたちを正していってくれたらいいなと思います。