今年のイースターは、プラスチックの卵にチョコレートを入れて、家中に隠しました。電子レンジの中、炊飯ジャーの中、コップの中など。それをみんなで見つけ合いっこしました。
最近、日本でもダイソーなどで卵が売ってますよね。
イースターといえば、クリスチャンでは大きな行事です。電柱に「イースター礼拝に来てください」 とカトリック教会のチラシが貼ってあります。去年、カトリック教会に行って、イースターの食事会に招かれて、そこで缶ビールが出たのでびっくりしたのを覚えています。又、信者は服装がラフで、ジーパンやTーシャツの人もいる、あんまり着飾っている人はいないし、女性もズボンでOK,首から十字架のネックレスをかけてる人もいました。集会も1時間と短いし、献金は出せるだけでいいんですって。
神父さんもミサの後は普通の恰好です。すごく質素な暮らしをしています。
モルモン教会では、カトリックはリーダーたちが金もうけして、きらびやかな建物を建て、いばってて高慢であんまり良い宗教じゃない、と教えられました。
しかし、これは間違っていると思います。モルモンの方が、器の外側をきれいにしたがるパルサイ人になってしまっているな、と思いました。どうでも良い細かいルールがあり過ぎると思います。その点、エホバの証人に良く似ていますね。この細かいルールを守るのに必死で、一番大切な「相手を思いやる」という教えがないがしろにされています。
高慢だった私
振り返ってみると、私は高慢なモルモンでした。それを反省をかねて書きます。
●お寺や神社で参拝している人を見ると、「あんな間違えた教えにお金を出して、祈ったりしてるのは意味がない」とさげすんでいました。
●モルモンじゃない人と結婚した女性に、「それって罪でしょ?」と言ったことがあります。
●BYU(モルモン教会の運営する大学)の学生だった時、南米から来た求道者の男の子がいて、その子が日曜学校の時間に「僕はモルモンの教えがおかしいと思う」といろいろ言い出しました。私は彼に、「どこがおかしいっていうのよ?」と、食ってかかり、困らせてしまいました。
●宣教師の時、とにかく一生懸命働いたのですが、無理してP-DAY(宣教師の準備の日、この日は半日布教を休み、洗濯やら掃除、自分の時間を持つことになっている)にも予定を入れてしまい、同僚たちを困らせてしまいました。私は何でもやり過ぎなんです。
●私は全ての教会の活動に出来るだけ参加していました。ある時、赤ちゃんを産んだばかりのモルモン女性が具合が悪くてなかなか教会に来なかった時、私はその人が怠けている、と思いました。それを妹たちに言ったら、「赤ちゃんがいるんだからしようがないでしょ?」と言われました。でも、自分が出産した時は、娘が未熟児だったので、半年間も教会に行けず、昔来れない人を批判していた自分が何と浅はかだったのか、と恥ずかしく思いました。
●日曜日に部活で教会に来ないモルモンの友達を、「信仰が薄い」とさげすんでいました。
●教会の英会話に来ていた非モルモンの男性が「僕は、聖書で神がたくさんの人を殺してしまうのが、どうしても納得できないんだ。」と本気で悩んでいましたが、私はあんまりそれについて深く考えませんでした。そんなこと、大した問題じゃない、と思っていたのかもしれません。でも、実は今は彼と同じ気持ちです。神はこんな虐殺を命じないと思うので、聖書は神のみ言葉ではなく、人間が書いた書物だ、と思っています。でも、そこから学ぶことはあると思います。
●私の両親はとにかく教会バカ、教会のことが最優先で、私たち子供のことは後回しでした。家ではしょっちゅう、あんまり熱心でない信者の悪口を言い放題でした。そして、私は長女であったが為に、たとえ嫌なことでも、無理そうなことでも、全てやらされました。「NO」と言うことを許されずに生きてきたのです。だから、他の人も私と同じようにやるべきなんだ、と思いこみ、それで他人にもきつく求めたのかもしれません。
高慢で嘘つきなモルモン信者が神殿に参入している
●こんな高慢な私が神殿に入れるのですから、今思えば、とても不思議です。
更に言えば、私の父は長年、母に言葉の暴力をふるってきたのに、そして母はうつ病になったのに、父は監督をしてましたし、神殿にも入ってました。
●ある、モルモンの女性は夫に長年暴力を振るわれてきたし、仕事もうまくいかないから彼女が仕事をして家計を支えていました。それなのに、この暴力夫は監督でした。
教会では、天使のような人でしたが、家に帰った途端、いいえ、車に乗った途端、暴力夫に激変するのです。誰も彼女を助けるために警察に通報しませんでした。
●宣教師訓練センターの一番上の人が、姉妹宣教師を彼の秘密の部屋に連れて行って、性的暴行をしました。彼女はそれを教会の神権者たちに訴えたのに、教会は組織ぐるみでこの事件を隠そうとしました。彼女について悪口を書き、彼女の信頼を失わせようともしました。長い間、この、けだもののような宣教師訓練センターのリーダーは、教会の上の位につき、神殿に入り続けました。そして、被害者は他にもいたのです。彼女が個人的に警察に届けてから、やっと、この事件は明るみに出ました。
●動画で、アメリカ人の女性が、自分の父親からずっと性的虐待をsれてきたのを告白しました。彼女の母親が監督に相談したのに、監督は何もしてくれませんでした。
このようなケースは多いのです。父親は教会の教育部で働き続け、もちろん、神殿にも入っていました。
●東京ラッシュについて私はそれについてよく知っているある兄弟にメールして、どうしてあの事件は起こったのか、どうやってやめさせたのか、尋ねました。すると、この兄弟は「私はそんなことについては知らない」とウソをついてきました。それだけでなく、こういうことを尋ねる私はサタンの影響を受けている、と言ってきました。私の弟が言うには、「彼は以前、教会の広報部で働いていたから、教会から本当のことをバラさないようにと言われているんだよ。」と言ってました。ショックでした。
●東京ラッシュについては、もう一人の人、そう、これを始めた張本人、元七十人のK長老にも尋ねましたが、初めはやはり、「そんなことは知らない」とウソをついてきました。
●1978年まで、モルモン教会は、黒人の信者を神殿に参入することを許しませんでした。ブリガム・ヤングやジョン・テーラーをはじめ、多くのモルモン予言者たちが、「黒人はカインののろいを受けている」「黒人はサタンを象徴している」「黒人は前世の戦いで雄々しく戦わなかった霊たちである」「黒人は全ての人が復活するまで絶対に神権を与えられない、もし与えたら、その時は、この教会が堕落したことになる」と教えました。これは本当です。反モルモンのデタラメ情報ではなく、教会が出版していた「教会歴史」「ジャーナル・オヴ・ディスコース」などにちゃんと書いてあります。教会の公式な文章です。日曜学校で教えないので、普通の信者は知りません。英語ですから、日本人で知りたい人は、英語を勉強して読んでみましょう。
教会が運営する大学BYUでも、1970年代まで、黒人は入学を拒否されました。
黒人たちは、その歴史の中で、「ここは白人のトイレだから、使うな」「このレストランは白人用、あっちへ行け」「洋服を試着するのは出来ません、あなたは黒人ですから」と言われてきたのです。
神殿に入るな、というのは、つまり、「私たちの神聖な神殿を、あなたたちの黒い肌で汚さないで下さいよ」と言っているのと同じなのです。もし、私たちが「日本人はこのトイレを使うな、外でしろ」と旅行に行って言われたら、ショックですよね?でも、それをモルモン教会は平気でやってのけたのです。
こうやって、黒人をさんざん、コケにして、差別して、それが神の教えだ、と説教したモルモンの予言者たちが、恥ずかしげもなく、神殿に入っていたのです!!
●私が質問する度にバカにされて、何を読んだら真実かわかるのか?と悩んでいた時、府中ワードにいるアメリカ人の信者に相談しようと思い、メールしました。すると、彼は、「僕は絶対に反モルモンの文章は読みません。どんなことを聞いたって、僕の証はゆるぎません」と言って来ました。私は彼が英語がよくわかるから教えてもらおうと思っただけなのに、質問すること自体がすごく悪いことのように言って来たのでびっくりしました。すごく、愛がないと思いました。
●私の妹の家に電話したら、その娘が出ました。それで、ジョセフ・スミスにたくさん奥さんがいたこととか、銀行を建てたけど倒産したこととか、知ってる?と聞いたことがあります。その後、すぐに妹の夫から連絡がきて、「本当のことでも、勝手に僕の子供に変なことを言わないでほしい」と言われました。びっくりしました。
●「一夫多妻についてなんか、聞きたくない。あなた、一体何しに来たわけ?」と言って私を追い出した川崎ワードのモルモン女性。
●ユタ州から来た女性の宣教師が言ってました。「ソルトレークのシティ・クリーク・モールは素晴らしいです、世界に貧しい人がいたって、全部を救うことなんてできないんだから別にモールを建てて何が悪いんですか?」
貧しい国のモルモンは、子供たちはお腹をすかせて毎晩布団に入るそうです。そういう国で伝道した元モルモンが言ってました。その人たちから集めたお金で、エアコンをガンガン効かした快適な神殿やショッピングモール、教会の本部に、一つ80万円もするテーブルを置いて、何百万円もするシャンデリアを置いて、ティファニーやロレックスという一流ブランド店を置いて、何とも思わない信者たちが神殿に入っています。
●同性同士でお付き合いしているカップルは神殿に入れません。これも差別。大体、ゲイは良いけど、ゲイで恋人をつくっちゃいけないって、ひどいです。一生、一人で寂しく暮らして死んでいけ、というのですか?モルモンのリーダーたちなんか、奥さんが死んだら、すぐに新しい女性と結婚して、我慢もしないのに?自分たちは慰めてくれる人をすぐに見つけて、ゲイの人には結婚するな、というんですか?
以前、元モルモンの人で今、クリスチャンになった人がソルトレーク神殿の前でこう言っていました。
「この建物は外側は美しいいが、中はあらゆる汚れたもので満ちている」
ちょっと、それって言い過ぎじゃない?と思いましたが、よく考えてみると、確かに一理あるな、と思います。一生懸命、良い人になろうとして、日々自分を反省して高慢にならないモルモン信者もいるでしょう。
しかし、そうでない人があまりにも多くいて、平気で面接をすり抜け、神殿に入り、高慢になっている、以前の私のように。
まじめで本当に良い人になろうとしている人、正直な人もいるのはわかっています。でも、そうじゃない人も神殿に入っている、これを知ってしほしいです。自分の反省もかねて。