地球はすごい速さで動いている? 

●私たちっていったい時速何キロで宇宙空間の中を飛んでいるのだろう?

まず、地球は自転してます。円周は約40000キロ÷24時間で時速1700キロ、これは赤道で、日本では時速約1400キロで動いています。

それから公転もしてますよね?1年かけて太陽の周りを回っている。これが時速108000キロ(10万8千キロ)、実に1秒に30キロの速さなんです!

次に太陽系は、時速約864000km(秒速約240km)で天の川銀河の中を移動しています。

そして天の川銀河は、時速約2,160,000km(秒速約600kmで移動しており、私たちは1日に5,184万kmほど移動しているんです。

そして天の川銀河や他の銀河も、宇宙全体が加速度的に膨張を続けていますので、時速約3,600.000kmで外縁に向けて移動しているといわれています。

つまり、私たちは地球に乗って想像をはるかに超えるスピードで飛んでいる訳です!

●これがモルモン教とどう関係あるの?
モルモン宣教師はよく言います。「私は祈ってこの教会が真実だと感じました。これが私の証です。ジョセフ・スミスは神の予言者です。」

さて、ここである宣教師に「あなたは今、動いていますか?」と聞いてみたとしましょう。答えは恐らく、「いいえ。」でしょうね。しかし、実際はものすごいスピードでこの一瞬も動いているのです。全く感じないですが。

 電車に乗って座っているのと同じ。外から見たら結構な速さで動いています。中で座っている人は感じない。揺れていると感じる位でしょう。

つまり、どう感じるかは時に、真実とは全く異なることがある、ということです。

●あてにならないモルモン信者の「証」
よく、若い宣教師が「私はモルモン書を読んで祈り、この教会が真実だと感じました。これが私の証です」と言います。ところが、そのうち多くが、教会をやめ、時には私と同じように教会は真実ではない、あれは洗脳だっだ、と主張します。

人の気持ちや感じ方は人によってまちまちです。又、同じ人間でも、時が経つにつれて感じ方が違ってくることがあります。

小杉支部の時、私は娘が体調が悪くて何か月か教会に連れて行けない時がありました。もちろん私も行けません。ある人が「僕は一度でも教会を休んだら霊性が下がってしまう、生きていけない」と言ってました。が、後で全く教会に来なくなりました。

妹の夫にバプテスマした宣教師が電話してきて、「モルモンは悪い宗教です。脱会した方が良い」と言ってきました。

●何があっても私の信仰は変わらない
こいのぼりを見に行った時、女性宣教師と会いました。私は、教祖ジョセフが最初の妻に内緒で30人もの女性と密かに結婚し、肉体関係を持ったことをどう思うか?と聞きました。あなたの夫がもし、それをやったらどう思う?と。すると、「それはいやだ、それはひといです」と答えました。今まで私がいろいろと教会の悪い過去について質問したらバカにされた、と言ったら「なんでも質問していいと思います」と言ってくれました。
 ところが、別れる時になると、「私はジョセフ・スミスが神の予言者でこの教会が真実だと知っいます。私は祈ってそう感じたのです。」と言いました。
 ジョセフの女性問題についてひどい、と言ったのに、それでも、そういうことする人が神の予言者だ、と証したのです。

ちょっとひきましたね。怖いな、と思いました。もちろん、宣教師としてそう言うように訓練されているのはわかります。でも、教祖が何をしてもそれが神の御心だと思い込み、彼のことを予言者だと何も知らない日本人に広めようとするとはーーー恐ろしい洗脳だと思いました。

こうような宣教師や信者たちと話をするうちに、彼らの主張する「証」というのは洗脳だとわかってきました。かれらが悪いのではなく、洗脳が強すぎるのです。

他のカルトも同じです。

ガン細胞消滅祈願だと言って40分お祈りをして10万円を信者からぼったくる幸福の科学ですが、信者は教祖が神様だと信じている。

エホバの証人の指導者は、1975年のハルマゲドンと世界の終末説を預言したのに、これは実現しなかった。 彼らの出版物に明白に書かれたことであるのにもかかわらず、ほとんどの今日のエホバの証人は、この預言がなされた事実を否定しているのだそうです。

モルモンと全く同じ。他の宗教で同じことが起こるとものすごく批判するくせに、自分の宗教が何をしても、それは良しとしてしまうのです 本当に恐ろしいです。

私はそれが出来ないからモルモン教会をやめました。

●「モルモン書は真実だと感じました」、と言うけれど、、、
宣教師の多くがMTC(宣教師訓練センター)に入る前にモルモン書を何回読んだのか?
真実だ、素晴らしい本だ、この世で一番正しくて大事な本だ、と言う割には、ほとんどの宣教師が宣教師になる前にモルモン書を1~3回位しか読んだことがないんです。
 この前、川崎ワードに行ったら、イギリスから来た宣教師がいて、「僕は4回読んだことがあるよ、宣教師になる前にね」とすっごく自慢そうに言ったんです。私はすかさず、「たった4回だけ?!!!」と言いました。すると、彼はびっくりして、「じゃ、君はどうだったの?」というので、「20回位は読んだわ」と答えました。その後は彼はすっかり黙り込んでしまい、さっきの偉そうな態度はどこへやらでした。何回読んだかで熱心さが決まるわけではないけれど、他の宗教の宣教師たちに比べてあまりにも自分たちが勉強不足だということを知ってほしいです。
 私がモルモン書は真実でないとわかった、と言いうと、彼らは「あなたはちゃんとモルモン書を読んだのですか?」と決まって聞いてきます。自分たちはろくに読んだことがないのにね。無知な人間ほど、高慢になるものです。
 
 モルモン宣教師たちは求道者に「モルモン書を読んで下さい」とチャレンジするけれど、ほとんどが、18年間の人生の中で多くても4回位しか読んでない、つまり、字を読めるようになる年齢に達してから2年に1回も読んでないことになります。
 だから、本当は求道者に最低2年間与え、きちんとモルモン書を読ませてからバプテスマチャレンジしてそれから10分の1を納めるように勧めなければならないのに、勉強はそこそにして、とっととバプテスマしてお金をと取り始める、これは間違っていると思います。皆さんはどう思いますか?

 


 大体、そんなに素晴らしいい本だったら、親や日曜学校の先生に言われなくても自分で何回も読むはずですよね?読まなきゃいけないと思いこませるのも洗脳です。

●真実は変わらない
10年ほど前、私は教会の真実性に疑問を持ち、長い間祈って聖典を読んでいましたが、とうとう答えを得ました。「自分の信じることを信じてよい」が答えでした。
 この教会が真実ではない、と結論づけた私の思いのままに行動してよい、と答えを得たのです。
 それでも、私は自分の気持ちだけを信じることはしませんでした。真実を調べ、自分の感じたことが本当かどうかを確認することにしたのです。
 初めは教会の監督さんにいろいろと尋ねました。しかし、彼らは昔のことは何も知らないし、日本人は英語が読めないし、本部に電話しても何も教えてもらえませんでした。
 それでネットや直接人に会って情報を集め始め、私の「モルモン教会は唯一真の教会ではあない」という結論は正しいことがわかりました。

 モルモン書や日曜学校で「知識を増すことに重きを置きすぎると神様からのメッセージを心で感じ取れなくなる」「神は知識のない者によって知識のある者を打ち負かす」、と習ったので、研究や探求をすることにためらいがありました。でも、それこそが洗脳だったのですね。私の妹や両親が真実などどうでもよい、自分には関係ない、そんなこと聞きたくない、と言って私をバカにしたり、きちがい扱いしたけれど、私には非モルモンの良い友達がたくさんいました。
 みんな応援してくれて、私より宗教について詳しい人、他の宗教を信じてるけどモルモン程狂信的でない人、自分も子供の時親に違う宗教に行かされそうになったと教えてくれた人、モルモンの恐ろしい過去をネットで見つけて教えてくれた人、いっぱいいます。本当にみんなに救われました。モルモンでも、君は悪くない、と言ってくれた人もいました。

●信用できる気持ちもある
私が初めてモルモンの神殿に入った時、裸にさせられて一枚の布を着せられ、すごく嫌で気持ち悪い儀式をしました。何コレ?とショックを受けました。とてもこれが神様の儀式とは思えませんでしたが、そんなこと言ったら神への侮辱なんだ、と、自分を叱りつけました。その後は裸になることはあまりなかったけれど、変な服を着せられて正直言って、「バカみたい」と思いました。私のおばさんも実はそう思ったそうで、多くの人が違和感を持ったとのことです。でも、何度も通ううちにそれに慣れてきてしまい、友達も誘って行くようになりました。
 初めて一夫多妻について日曜学校で習った時、すっごく嫌な気持ちになりました。でも、先生が「神の命令だったのです」と言ったらそれに従うしかありません。
 黒人に神権が与えられなかったことについても、「彼らは前世の戦いで雄々しく戦わなかった霊たちだった」と習い、すごく納得できなかったのを覚えています。

上の初めて感じた気持ちは、どれもモルモン教会が正しい教会でないと証明するものでした。ですから、洗脳が入り込む前に感じた気持ちは大事にしたいです。それが勉強や体験不足からくるものなら間違っている可能性もありますが、ずっと変わらないなら、自分の正直な気持ちなんだと思います。