モルモンに生まれたゲイやLGBTの人たちは、よく、自殺を考えるといいます。自分の存在そのものが、罪だ、と教えられるからです。頑張れば、ゲイは治る、治らなくても最後までゲイを克服してから死ねば天国へ行ける、と教えられ、彼らは必死で自分を否定し、モルモンの指導者に従います。しかしその結果、不幸で破滅的な人生を歩むこととなり、ひどい時は自殺へと追い込まれるのです。
何とか自殺を思い止まった、自分は罪びとじゃない、と考えることが出来るようになって今は幸せに暮らしている人たちの動画をいくつか紹介したいと思います。英語ですが、是非、皆さん、見て下さい。
●動画 スティーヴの話
「GIVE’EM HOPE CAMPAIGNーMY NAME IS STEVE AND I'M AN EX-MORMON」
僕は 「エバクリーンプログラム」という、ゲイを治すためのモルモンセラピーセッションに通わされたんだ。
ゲイの人を集めて自分たちのどこが悪いのかを話し合わせるんだ。ドラッグ、ギャンブル、アルコール中毒者と同じようにね。
12年間このセッションに参加させられた結果、僕のグループにいた15人のうち5人が自殺した。
誰も僕たちが傷ついているかどうかなど気にしなかった。僕たちが教会をやめないでこのセラピーに通っていること、妻と離婚しないこと、それがこのプログラムの「成功」だったんだ。
ストレートの男性は車をいじることが出来るから、僕は車の扱いについて習った。だけど、そんなことが出来るようになったって、僕は結局「車を直せるゲイ」なんだ。
彼らは包丁を持って襲っては来ないけど、心に見えない武器で心臓を突き刺してくる。僕はセッションに行く度、自分が嫌いになった。苦しくなった。周りのモルモンたちは僕を受け入れてくれなかった。誰も、「いいんだよ、ゲイでいいんだよ」と言ってくれない。だから、僕も自殺しようと思ったよ。苦しくて、苦しくてたまらない、毎日が地獄だった。
モルモンは、「伝統的な結婚を重んじる」とか言うけど、それって一体なに?
大体、モルモンは初めは一夫多妻だったじゃないか!
ゲイの何がそんなに怖いんだろう?僕たちは怖くない、ストレートと変わりないんだ。僕の好きな男性が家に帰ってくると、僕はストレートの男性がその妻を見たと同じくらい、パッと顔が輝くんだ。嬉しいんだよ。
今は教会を去って本当に幸せだ。自分を偽ることなく、生きていけるから。
●動画 クラーク・ジョンソン(ブック・オフ・モルモンミュージカルのオリジナルキャスト)の話
Mormon Stories #518 Clark Jphnsen -Broad Way Book of Mormon Musical
僕はモルモンんの家庭で育ったが、子供の時から自分がゲイだとわかっていた。ゲイでもモルモンで生きていけると信じていたから、ボーイフレンドを教会に連れて行ったくらい。監督にも告白した。僕はBYUに行くことになってたので、監督は推薦書を書くよ、BYUでゲイの為のカウンセリングを受けると約束すれば、と言ってくれた。
こうして僕はBYUでゲイのカウンセリングクラスに行った。ところが、初めてのセッションで、カウンセリングの先生が何て言ったと思う?
「30年間ここで働いてきたけど、ゲイがストレートになったのを一度も見たことがないんだよね。」
BYUの学生になる前に両親にも告白して、「僕は男性にひかれているけど、一生、男性と肉体関係を持つつもりはないし、ちゃんと女性と結婚して家庭を持つよ、神様が助けてくれて僕は変わるかもしれないから。」と言ったので両親はめちゃくちゃ心配はしなかったんだ。
ブック・オブ・モルモン・ミュージカには、「Turn it off] という歌がある。
主役の男性宣教師が過去を思い出して、自分が同性の友達に特別な気持ちを感じたけど、それを打ち消した、という内容なんだけど。
BYUには「サン」と呼ばれるクラブがあって、ゲイのモルモン学生はみんなここに通ったもんだよ。ここで会った帰還宣教師の友達が、僕が伝道へ行くと知って、やめさせようとした。「君は結局は教会を去ることになる。それなのに、伝道へ行くの?ゲイはモルモンではやっていけないんだよ。でも、もし行くなら、止めないよ。ただ、伝道に行ったからゲイがなくなるとは期待しないでね。」
伝道から帰ってきてからある女の子と討論になった。
「将来、僕は女性と結婚できるようになると思う。」
「あなたはそれでいいかもしれない。でも、あなたの奥さんはどうなの?あなたに愛されてないってわかって生きていかなくちゃならないのよ。」
僕はこれを聞くまで、女性と結婚するのは自分を犠牲にすればよいんだ、と自分のことばかり考えていた。でも、実際、もし女性と結婚したら、僕は彼女に魅力を感じない。でも、子供をつくる行為はするよ、良い夫、父親になるよ、と言ったって、結局は、彼女を心から求めることは出来ないんだ、僕はゲイなんだもの。
僕は母を喜ばす為に、女性と付き合ったこともある。彼女に全てを話した。彼女は僕と結婚したい、と言ってくれた。でも、僕はそれが正しいこととはかんじなかった。もし、モルモン教会が本当なら、僕は女性と付き合って幸せなはずだ。でも、愛せなかった。
母はそれを知ってがっかりした。僕も、飛行機に乗るたびに、「飛行機が墜落したらいいのに」と思った。たくさんのゲイモルモンがそう感じるって言ってる。おおげさだ、と思うかもしれないけど、何もおおげさじゃない。
モルモンでいても地獄、でも、モルモンを離れても地獄。普通の、モルモンでない人たちと会って話すことによって、ゲイの人みんなが自殺を考えるんじゃないと知った。
そんな時、僕は「NO Man Knows My History]という本を読み始めた。そして、教会は正しくない、とわかったんだ。父は理解を示してくれた。「君は賢い子だ。その君が努力した結果、そう決めたんだから、サポートするよ。」が、母は言った。「誓約を交わしたくせに、教会を去るっていうわけ?教会を去った人たちは、みんな不幸せになるのよ!」
ある日、僕のホームワードのアレンという子が僕に電話してきた。「僕はゲイモルモンで、BYUの学生で、他にもゲイの友達がいるんだけど、とても悩んでいるんだ。あなたはゲイだけど、何とか自分の道を見つけたと聞いたんだ。相談にのってくれないか?」
もちろん、僕は相談にのるよ、と言った。でも、数日して、彼が自殺したことを知った。
母はアレンを知っていた。アレンの葬式の後で、僕は母にこう言った。
「なぜアレンは自殺したと思う?彼はゲイだったんだよ!」
「彼はうつ病だっただけよ。」
「なんでうつ病だったと思うの?ゲイだからだよ!なんでわかんないんだよ、母さん!みんな、自殺しているんだよ、僕もそうなるかも!僕が死ななきゃ、わからないの?この教会は、暴力を行っているんだよ!人を殺しているんだよ!僕は生きたいんだ!僕にとっては、ひど過ぎる環境なんだよ!この教会が真実かどうかなんて、わからない、でも、でも、もし、その教えが世界を救う為に僕が犠牲になれ、というのなら、僕は犠牲になんかならないよ!僕は生きたいんだ。僕たちは自分で考えるといことを教わってこなかった。全て、教会が言うことに従っていた、でも、僕を大人として扱ってくれ。自分で自分の道を選びたいんだ。毎日、毎日、毒を飲んでいるみたいだ、もう、教会にはいられないいんだ。
母さん、僕をただ、愛してほしいんだ!僕の良いことだけを見てくれ。いやなことは無視してくれ。僕は教会の悪いことは無視するようにしてきた。母さんもそうだろう?それには慣れているはずだ。お願いだから!」
母が僕を受け入れるのに、かなりの時間がかかったが、すごく感謝してる。母は、「そんな話したくない」とは決して言わない。いつも、僕に、「なんの本を読んでるの?」と聞いて、一緒に読んでくれる。
僕のボーイフレンドのことも初めは無理だったけど、今は受け入れてくれる。
教会を去ろうと思っている人たち、聞いてくれ。「きっとこの人たちは一人寂しく死ぬのよ」「ひどい気持ちを感じるんだわ。」モルモンたちが言われるかもしれないけど、許してあげてね。お互いに自由意志を認め合って生きていけたらいいな。
