いろんなSNSでオッペンハイマーに関する感想が上がっているので、
前回の投稿を踏まえてもう少し具体的に書けたら、と。
Rー15について
R-15指定とされているが、どのR-15なのかと言えば・・・
ハレンチなR-15(露骨な性描写がある)っていう意味なので、暴力とかそういう系では無いデス
個人的にオススメするシーン
トリニティ実験のシーン。
爆発から爆音が響くまでの時間差がとても絶妙で、
まるで自分がトリニティ実験に参加しているような感覚になった。
ノーラン監督は時間を使った構成が本当に上手で、
画面に広がる映像に引き込まれた後に音が響いて、
「これは、光速と音速の差だ」と気づいた途端、鳥肌が立った。
このように、映像と音の差(ラグ)も意識してみるといいかもしれない。
広島や長崎の描写について
色んな方から、広島や長崎について丁寧に描写するべきなのでは?という意見が出ているが、
私としては、あのぐらいの尺なら映画の内容で十分、と思う。
映画としては、あくまでも「オッペン・ハイマーの半生」を描いているものであるので、
3時間という尺に入れるのはちょっと無理矢理感があるような。
別の作品として、丁寧に描くべきなのではないか?
そのように感じ取った作品であった。
ただ、なぜ原爆が生まれたのか、その背景について知る方法のひとつとして観るのはアリかな。