ボクがユナイテッドアローズで働いていたのは
1991年頃、今からもう20年以上前になるんですね。
自分で今計算してみてビックリしました・・・
働いていたのは今はもう無くなってしまった渋谷店
原宿と渋谷の間、明治通り沿いに当時あった
ユナイテッドアローズの一号店です。
入って暫くは、行くのがイヤでイヤで仕方なかったんです・・
着ていく格好は全否定されるし
お店に立たせてもらえないし(ダサすぎるので)
商品の事もよく分からない、スタッフの先輩方の
使う専門用語も全く理解できない
接客もろくに出来ない
全て自分に責任があるのですが(笑)
出勤するのが憂鬱でしたねーーー
特に先輩のIさんのダメ出しが凄かった、
よくそんな格好でここまで来たね とか
今日は~が全くダメ とか
最後には無言で ”ダサっ” と言ってくる
確かにIさんはものすごくオシャレな方で
その後バイヤーをした後独立されました。
真っ赤なダッフルコートに細身のパンツ
そんな姿を鮮明に覚えています。
当時はイヤでイヤで仕方なかったIさんですが
今から思えばあれだけ毎日言ってくれたからこそ
(そこまで毎日言われるボクの格好って・・・・)
今のボクがあるんだと思っています。
当時はまだセレクトショップの黎明期と言える時代
そこで働いていた方々は時代の最先端の知識がある、
そんな方々にそうやって直接教えて頂けるなんて
今から思えばなかなか出来ない経験ですよね。
そう考えたら ”誰に教わるか?” ってすごく大切ですね、
そこが基準になるし、影響を受ける部分ってものすごく大きい。
師匠を持つ事は大切だし、誰を師匠にするかはもっと大切
1人で成長することはなかなか難しい
そんな風に思います。