「消費増税排除せず」尾身財務相が示唆
2007年07月10日23時12分
消費税を含む税制改革を参院選の争点にすべきだとの議論が高まるなか、尾身財務相は10日の閣議後の記者会見で「消費税については、可能性は排除しない」と述べ、将来的な増税を示唆した。ほかの閣僚からも発言が相次いだが、消費税を引き上げるかどうかの具体的な論議は参院選後に先送りする姿勢は崩さなかった。
尾身氏はこのなかで、財政再建のための財源となる税制改革について「歳出削減を徹底したうえで、総合的に考える」と語り、明言を避けた。一方で、民主党が政権公約で年金や子供手当などの裏付けとして明らかにした財源について「いい加減だ」と批判した。
朝日新聞の世論調査では、消費税を含む税制改革について参院選での争点化を求める意見が72%に上っている。これについて、塩崎官房長官は「負担の問題について国民の皆さんの関心が高いことは言うまでもない」としたが、具体論議については「秋以降」と説明した。大田経済財政相も「(議論は)秋にやる」とし、従来の立場を繰り返した。
2007年07月10日23時12分
消費税を含む税制改革を参院選の争点にすべきだとの議論が高まるなか、尾身財務相は10日の閣議後の記者会見で「消費税については、可能性は排除しない」と述べ、将来的な増税を示唆した。ほかの閣僚からも発言が相次いだが、消費税を引き上げるかどうかの具体的な論議は参院選後に先送りする姿勢は崩さなかった。
尾身氏はこのなかで、財政再建のための財源となる税制改革について「歳出削減を徹底したうえで、総合的に考える」と語り、明言を避けた。一方で、民主党が政権公約で年金や子供手当などの裏付けとして明らかにした財源について「いい加減だ」と批判した。
朝日新聞の世論調査では、消費税を含む税制改革について参院選での争点化を求める意見が72%に上っている。これについて、塩崎官房長官は「負担の問題について国民の皆さんの関心が高いことは言うまでもない」としたが、具体論議については「秋以降」と説明した。大田経済財政相も「(議論は)秋にやる」とし、従来の立場を繰り返した。