決して忘れることはないでしょう
2012年4月
私は覚醒しました
ああ、ものみの塔協会は、ただの人間の組織だったんだと
じゃあ楽園は来ないの?
私もいつかはおばあちゃんになって
死んじゃうの?
という不安を抱きつつも
これが「真理」ではないと知って
大きくため息をつくほどに
私はほっとしたのでした
エホバの証人として育てられてきたことに
心から喜べなかったこと
そのことへの罪悪感から解放された瞬間でもありました
恐る恐る始めたブログ
最初にコメントくださったのは
10代のお子さんを持つ一世さんでした
私と同じ時期に覚醒して
今家族でどうやって組織から抜けようか
試行錯誤していると
本当に心強かった
こんな一世さんが私のお母さんだったら良かったのに
そんな風に思ったりもした
私と同世代の二世さんたちも沢山いた
何かおかしいなと感じ始めた研究生の立場の人
奥様が信者であるという夫の立場の人
恋人がJWになってしまったという人
私は一人じゃない
季節が反対の南半球からそう思ったものだった
やがて私は
「自分の気持ちをはっきりと伝える」
ということを学んだ
でも
当時は匙加減が分からなくて
突っ走ってしまって
アメブロ内でも沢山喧嘩してしまった
今だったらもう少し言葉を選んでいたのにと後悔もしている
当然怖い思いもした
沢山失敗もしたけれども
その分色々なことを学べたのも事実
覚醒して10年以上の月日を経て
私はこの世の醜さと、恐ろしさと、優しさと、そして美しさに
自ら心と体の隅々まで浸らせた
父にも母にも向かい合った
私の気持ちをきちんと伝えた
どちらも私から逃げた
正直一瞬死にたくなった
でも
「世界」レベルで言えば
私は沢山の大きな手で優しく抱きしめてもらえているのだ
「いやーあまりに普通だから元エホバだなんて、正直今でも信じられないよ」
「小さな頃から洗脳されてきたのに、よく覚醒できたね。本当に良かった」
「Geekちゃんはこれからどんどん幸せにならなきゃ」
「あなたは何も悪くない」
「世界には恐ろしいものと美しいものがある、その美しいものを僕はこれからのGeekに見てほしい」
「Geekちゃんに出会えて良かった」
それでいいじゃないの
もう十分癒されたじゃないの
死ぬことなんてその気になればいつでもできる
焦ることはない
もっと美味しいものを食べよう
美味しいお酒も飲もう
沢山ピアノも弾こう
愛するだーちゃんとこれでもかとイチャイチャしよう
エマちゃんとも沢山お散歩しよう
かつては大きな支えになってくれてたアメブロ
それなのに
ここ最近は
見なきゃ良いのに見てしまい
読んでしまい
心が少しずつむしばまれている私がいることに気づいた
元JWなら分かり合えるというナイーヴ(”世間知らず”という意味です)な自分から
まだまだ抜け出せていないバカな私
前に前に進もうとしているのに
髪の毛を背後からわしづかみにされる
言葉の威力は凄まじい
何をやっているんだろう、私
身近な美しいものを見過ごしてはいないか?
自分の心は自分でしか守れない
本当の意味で
アメブロからの卒業も間近なのかもしれない
もっと自分の気持ちに素直になろう
素直にならなきゃ