今年放送された大河ドラマ「八重の桜」の視聴率が歴代4番目の低さだったとのニュースがネットで流れていますが。
ウィキペディア先生にお尋ねしたところ、これまでの大河ドラマでは宗教者に近い存在の人物を主人公に取り上げた作品はこれまでなかったようでして。
同志社の創立者である牧師・新島襄の妻である新島八重が初めて、ということになりますね。
大河ドラマの舞台となった町が、大河ドラマを利用して町おこししようとするのと同じように、キリスト教の世界でも新島八重を布教活動に利用しよう、というのはありました。
新島八重について書いたカラーのビラ(ご丁寧にも教会名のゴム印を押すスペース付き)を出すとか。
ま、それで成果があったかどうかは知りません。
かえって、浅ましさにビラを受け取った人はササーッと引いたんじゃないかと思うんですがね。
「良い伝道の機会」なんて言っているのは教会の中の人だけです。
牧師という仕事をしていますが、
何かね、自分がいる"日本のキリスト教"という世界を斜めから冷めた目で見ている自分もいるわけですよ。
とってもひねくれた牧師です、わたくし。
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ちなみに大河ドラマで最高視聴率をたたき出したのは下のリンクの放送回であります。
(↓クリックすれば削除されていない限り別ウィンドウで動画が見ることができます)
1964年大河ドラマ「赤穂浪士」第47話「討入り」
視聴率53.0%
モノクロテレビの時代のドラマですが、これは見入ってしまいますなあ。