元住友銀行頭取であった巽外夫氏が1月31日に亡くなったことが報じられています。

その人物像については正統派バンカーと評され、
イトマン処理やマツダに経営再建などで辣腕をふるい住友銀行再生の立役者だったと。

「頭取になる人の条件」を問われての答えが
「けれん味のない人」であったとも。

「けれん味」の意味が分かりづらかったので調べてみると、もともと歌舞伎に語源があり、ハッタリを効かしたり奇抜さをねらった演出という意味の言葉だと。

「けれん味のない人」との答えからは、やはり、「業務に精通した職人バンカー」と評された人物像がうかがえます。

秘めたる闘志を持ちつつ、
愚直に為すべきことをなす姿勢。
心すべきことですね。