昨日の日経新聞社説で『オンライン診療解禁の後退を危惧する』と題したコメントが書かれていました。
オンライン診療の解禁について、初診患者は『かかりつけ医』に限るとの方針が示されたことによるもの。
問題はかかりつけ医の定義がはっきりしないことにあると。
日本医師会の『かかりつけ医)を次のように定義しているが、
このような理想的な医師が身近にいる人はほとんどいないのではないか!?というものでした。
かかりつけ医とは、
・何でも相談でき、
・最新の医療情報を熟知し、
・必要な時専門医を紹介できる、
身近で頼りになる総合能力を持つ医師のこと。
オンライン診療の件はともかく、『かかりつけ医』の定義については
ちょっと考えさせられるものがあります。
顧客サービスを考えたときに、まさに顧客が求めている要素だと思われます。
・何でも相談できる⇒・しっかりと聞く姿勢、サービス精神、親身に寄り添う
・最新の医療情報を熟知している⇒自社のビジネス領域に関する知識を常にアップデートしている
・必要な時に専門医を紹介できる⇒顧客にとって有効なサービスを一番に考えた提案
優良な人脈がを有していてメンテナンスできている
このような取り組み姿勢はビジネスを進めていくうえでも基本的かつ重要なファクターであり
理想的と簡単に片づけてしまうようなものではないですね。
ビジネス(サービス)マンを医療・医者に例えることはよくあります。
まさに、顧客は『かかりつけ医』のような存在を求めていることになり、
ビジネスではこのことを真剣に追及していくことが大事であるなぁー
と改めて感じた記事でした。